
Image:Ferrari
| 反面、ホイールやディティールには近代的な「ブラック」を採用 |
フロントフェンダー上のスクーデリア・フェラーリ・エンブレムは「ハンドペイント」
さて、フェラーリが自社のパーソナリゼーションプログラム、テーラーメイドにてカスタムした812コンペティツォーネ アペルタを公開。
ボディカラーはアッズーロ・ラ・プラタで、これはフェラーリにはじめての国際グランプリ優勝をもたらしたアルベルト・アスカリが自身のヘルメットと(レース時に着用する)ジャージに用いていたカラーでもあり、その後しばらくチームスタッフのユニフォームにこのカラーが採用されていたことも。
一見するとエレガントなカラーではあるものの、フェラーリのモータースポーツにおける歴史と密接に結びついており、フェラーリにとって非常に重要なカラーの一つだとも捉えることが可能です。
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「レッド」の前には「ブルー」だった。フェラーリは1960-1970年代にレーシングドライバーのスーツ、スタッフのユニフォームにブルーを使用していたことがある
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アッズーロ・ラ・プラタのフェラーリ812コンペティツォーネ アペルタはこんな仕様を持っている
そこでこのフェラーリ812コンペティツォーネ アペルタをさらに見てみると、なかなかにユニークな仕様を持っていて、ボディ上には「ビアンコ・フェラーリFP1(はじめて聞いた)」によるリバリー(ストライプ)が入り・・・。
フロント~サイド~リアアンダーに装着されるエアロパーツにもビアンコ・フェラーリFP1のハイライト。
なお、跳ね馬(プランシングホース)は比較的レア仕様のマットブラック、そして(画像では見えませんが)”Ferrari”バッジはマットシルバー仕上げだと紹介されています(このブラック仕様の跳ね馬エンブレムは通常のオプションでも選択でき、これを選ぶと自動的にFerrariバッジもマットになる。ぼくがオーダーした296GTBも同様のオプションを装着している)。
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そしてもうひとつユニークなのはホイールにセミグロスブラックを選択していること。
多くのフェラーリオーナーは、外板にヘリテージカラーを選ぶ場合、当時のクルマを再現すべく、ホイールにポリッシュを選ぶことが多いものの、この812コンペティツォーネ アペルタのオーナーさんは近代的な仕上げを選択した、ということになりますね。
加えてホイールボルトはチタン、ブレーキキャリパーはブラック、ホイールセンターキャップはカーボン仕様といったチョイスです。
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参照:Ferrari