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「フェラーリは必ずしもレッドである必要はありません」。所有するフェラーリは最初の一台を除いてすべて”レッド以外”を選ぶオーナーが登場

「フェラーリは必ずしもレッドである必要はありません」。所有するフェラーリは最初の一台を除いてすべて”レッド以外”を選ぶオーナーが登場

Image:Ferrari

| 最新のコレクションは812コンペティツォーネ、跳ね馬エンブレムはなんとメタリックブルー |

しかしレッドを差し色に用いることで「モータースポーツ」をイメージ

さて、フェラーリは公式コンテンツとしてV12モデルのオーナーを過去数回にわたり紹介していますが、今回は812コンペティツォーネを所有するフェルナンドさん。

このフェルナンドさんは家族ぐるみでフェラーリのモータースポーツ活動を応援してきたほどで、子供の頃にはミハエル・シューマッハ全盛時代を経験しているそうですが、これまでには458イタリア、488ピスタ、812GTSなどを所有しており、そして今回の812コンペティツォーネまで含め、(最初の458イタリア以外は)全部”ロッソ以外”。

フェラーリのモータースポーツ活動に親しんできた人物としては意外ではあるものの、「フェラーリは必ずしもロッソ(レッド)である必要はないのです」と述べています。

フェラーリの個性にあわせ、様々な色のフェラーリを

そしてフェルナンドさんは「それぞれのフェラーリの個性に合わせてそれぞれのフェラーリを」オーダーしコレクションしようと考えるようになり、そこで今回この812コンペティツォーネをテーラーメイドにてカスタムすることとなりますが、そのきっかけはフェラーリのファクトリーツアーにて「テーラーメイド車両を見たこと」。

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そこでフェルナンドさんは812コンペティツォーネという「スペシャルモデル」をさらに特別な存在とすべく行動を起こすこととなり、家族とともに仕様を決めることに決め(さすがは家族ぐるみでスクーデリア・フェラーリを応援しているだけのことはある)、まずボディカラーは「シルバー」に。

このシルバーは「ファミリーシルバー」と紹介されており、テーラーメイドによって提供される特別な高輝度塗装なのだそう。

さらにはテーラーメイドのみで提供される「左右非対称の」レッドにブルー。

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ボディカラーには「意図的にレッドを使用していない」ものの、ストライプ(リバリー)、ブレーキキャリパー、タイヤウォールにはレッドが使用され、これによって812コンペティツォーネの持つ「サーキット志向」なキャラクターの視覚化を狙ったのだとも述べています(このあたりが”そのフェラーリの個性に合わせて”カスタムしようという意向の現れなのだと思われる)。

そして特筆すべきは「レッドのリバリーと組み合わせられるラインはメタリックブルー、そしてフェラーリの跳ね馬エンブレム、Ferrariバッジも同じメタリックブルー」ということで、ラインはともかくエンブレムやバッジを顧客の意向にあわせてペイントする例は非常に珍しいのでは、と思います。

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さらにエクステリアやエンジンベイには「ブルーカーボン」が用いられるという非常に特別な仕上がりを持っており、エンジンベイに入るサインはおそらく家族の名前なんじゃないかと思われます。

このフェラーリ812コンペティツォーネのインテリアもいっそう特別

そしてこの812コンペティツォーネの内装もまた「特別仕様」であり、まずシートは左右「別カラー」。

運転席はモータースポーツを強く意識したロッソFX(アルカンターラ)、助手席側はブラック(やはりアルカンターラ)で、ヘッドレストにはスクーデリア・フェラーリのシールドエンブレム。

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ダッシュボードやメーターフード、エアコン吹き出し口にもレッドのアクセント、そしてステアリングホイールの12字位置にあるラインはボディカラーに用いられるレッド、そしてメインカラーのファミリーシルバー。

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フェルナンドさんはこのクルマへと乗り込む際に「いつも特別な、そして新鮮な気分になる」「テーラーメイド経由でカスタムすることは”頂点”を意味し、値段のつけようがない価値を持つ」とも語っており、次のフェラーリもまたテーラーメイドにて仕上げるだろう、と述べています。

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参照:Ferrari

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