フェラーリが何かを計画しているようだ・・・。意味深なデイトナSP3の画像が公開される

Image：Ferrari

｜　当然ながらデイトナSP3はすでに完売済み、追加で生産がなされるとは考えにくいが　｜

可能性としてはデイトナSP3の「オープンモデル」？

さて、フェラーリが自社の公式SNSにて「何が起きるのか想像してみよう」というコメントともに意味深な一枚の画像をドロップ。

画像を見るにデイトナSP3のリヤエンドのように見えますが、後ろから見て右寄りにストライプ（リバリー）が入っており、しかしそれ以外は「すでに発売されているデイトナSP3と変わりはない」ようにも見えますね。

フェラーリは一体何を企画しているのか？

なお、このティーザー画像が新しい限定モデル（コメント欄ではSP3スペチアーレとウワサされている）なのか、それともワンオフモデルなのか、あるいは画像にデイトナSP3を使用しているだけで、実はまったく別のモデルが出てくるのかは「いっさいのナゾ」。

現時点では発表の時期もわからず、ひたすらフェラーリからの情報公開を待つしかなさそうです。

フェラーリ デイトナSP3とは？

ここでフェラーリ デイトナ SP3を振り返ってみると、フェラーリの歴史と未来とを融合した限定生産シリーズ「Icona（イコーナ）」シリーズの第3弾として2021年11月21日に発表されたハイパーカー。

フェラーリ デイトナSP3の特徴と概要

• インスピレーション: 1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリが1-2-3フィニッシュを飾った伝説的なスポーツプロトタイプ（330 P3/4、330 P4、412 Pなど）からデザインのインスピレーションを得ており、肉感的なフォルムとシャープなラインが融合することで往年のレーシングカーの美しさを現代的に再現しています。

• エンジン: リアミッドシップに搭載される自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジン「F140HC」は、812コンペティツィオーネ用のF140HBをベースに再設計され、最高出力はフェラーリのガソリンエンジン史上最強となる840馬力を誇ります。最大トルクは697Nm/7250rpm、最高許容回転数は9500rpm。
• パフォーマンス:
  • 0-100km/h加速：2.85秒以下
  • 0-200km/h加速：7.4秒
  • 最高速度：340km/h以上

• トランスミッション: 7速DCT（デュアルクラッチトランスミッション）が組み合わされています。
• シャシー: ラ・フェラーリ・アペルタのモノコックを開発の起点とし、カーボン製シャシーを採用することで軽量化と高剛性を実現。
• デザイン: 着脱式のカーボン製ハードトップを備えた「タルガ」ボディが特徴で、これによりオープンとクローズドの両方を楽しむことができます。空力性能にも非常に配慮されており、アクティブな空力デバイスも搭載されています。
• 生産台数と価格: 全世界で599台の限定生産で、発表時点で既に完売ずみ。車両価格は194万4,558ユーロ（発表当時のレートで約2億6,250万円）でした。

デイトナ SP3は、フェラーリの歴史的なレーシングカーへのオマージュと、最新のテクノロジーを融合させた、まさに芸術品ともいえる一台。

さらにはテスタロッサを連想させるフィン、リトラクタブルヘッドライトへのオマージュが盛り込まれるなど、その美しいデザインだけではなく圧倒的なパフォーマンスとで、多くの自動車愛好家を魅了しているクルマです。

合わせて読みたい、フェラーリ関連投稿

参照：Ferrari