
| トルクスプリット4WDがそれまでの常識を変えたように、エレクトリック化も今までの固定概念を覆してしまった |
そしておそらく、ここからはさらに大きな変革が待ち受けているだろう
さて、carwowが「ランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 N」のドラッグレース動画を公開。
ガソリン時代であれば、”ランボルギーニとヒョンデ”とのパフォーマンス面における類似性はまったくなく、よってこういった動画は成立しなかったものの、エレクトリック時代に入ると話は別であり、こと加速に関しては十分にライバルとして機能します。
反面、加速のみではなくサーキット走行性能であれば(リマック・ネヴェーラのニュルブルクリンクにおけるタイムが示すように)まだまだエレクトリックカーはガソリン車のレベルに達していませんが、ランボルギーニ自身が認めるように「エレクトリックモーターは、ガソリンエンジンでは不可能であった領域に踏み込める」ことも間違いなく、今後の制御技術の進歩、そして車両の軽量化が実現できれば伯仲した戦いを繰り広げることになるのかもしれません。
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ランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 Nはこんなスペックを持っている
そこでランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 Nを比較してみると、アヴェンタドールSVは750馬力 / 690Nmを発生する6.5リッターV12エンジンを車体ミッドに積み、トランスミッションは7速ISR、駆動方式は4WD、車体重量は1,525kg、価格は23,800ポンド。
一方のヒョンデ・アイオニック 5 Nは見ての通り「5ドアハッチバック」形状を持ち、パワートレインは650馬力 / 770Nmを発生するデュアルモーター、そして駆動方式はもちろん4WD、車体重量は2,235kg、価格は(出力に比較するとずいぶん安価な)65,000ポンド。
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 Nがドラッグレースを走ったらこうなった
そこでランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 Nとがドラッグレースを走った様子を見てみると、驚くべきことに、あるいはいまや驚きでもないほどに「両者ともにいい勝負」。
もちろんリードするのはアヴェンタドールSVですが、パワーそして重量でビハインドがあるアイオニック 5 Nがそれに食い下がる様子はちょっとした見ものです。
1/4マイル、つまりゼロヨンだとゴール時の差はごくわずかで、いかにアイオニック 5 Nの加速が凄まじいかを物語っていますね。
より距離の長い1/2マイル(ハーフマイル)だともう少し差が開き、ちょっとわかりにくいものの、画像左端にアヴェンタドールSVの黒い影がちょっとだけ映る程度(車両1台分くらいの差)。
なお、動画では急制動についてもテストしていますが、こちらもアヴェンタドールSVの勝利に終わり、2車身ほど「短い距離で」アヴェンタドールSVが停止しています。
結果としてはいずれのテストでもアヴェンタドールSVの「勝利」ではあったものの、5ドアハッチバック、そして重量がかさむEVがここまでのパフォーマンスを見せるのは驚きというよりほかあはありません。
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVとヒョンデ・アイオニック 5 Nがドラッグレースを走る動画はこちら
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参照:carwow(Youtube)