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スバルが「あの」ブルーとイエローのカラーリングを復活させると発表!ただし「555」の文字はナシで

2019/01/11

「555」は当時スバルのメインスポンサー

スバルがラリーに参戦するマシンに対し、「例の(口のよろしくない人々には”キモオタブルー”として知られる)」WRブルーパール、そして「555」カラーが復活させる、と公表。

これはスバル北米が発表したもので、新カラーのマシンは3月15日に開催されるミズーリ・ラリーでデビューすること、スバルのモータースポーツ活動は全て「SUBARU MOTORSPORTS(スバル・モータースポーツ)の名の下に行う、ということもアナウンスしています。

日本での活動やカラーリングは不明

これに際してチェリーレッドの「STI」マークは存在感を薄められてフロントグリルやルーフ状のエアスクープに配置されるのみにとどまっていますが、日本では今後どうなるのか不明。

現在のところ日本のスバル・モータースポーツ公式サイトではこの発表はなく、加えて新しいカラーについても公表しておらず、今回の「WRブルー復活」は北米のみの話なのかもしれません。

スバル北米のコメントによると、ラリーやラリークロス、記録への挑戦、オフロードレーシング、サーキットレーシングなど「アメリカにおける」モータースポーツ活動は今後SUBARU MOTORSPORTSに統一するとのことで、このブルーのほか「ゴールドのホイール」「スバルの六連星」も統一デザインとして今後採用するようですね。

今回、「555」は入ってない

なお、このカラーリングは、スバルが1980年台から2005年までRWCに参戦する車両に用いていたもので、「555」は当時スバルのスポンサーであったタバコブランド(ブリティッシュ・アメリカン・タバコの”ステイツ・エキスプレス・スリーファイブ”)がスポンサーについていた時代のもの。※British American Tobacco=BATのサイトはこちら

よってBATがスバルのスポンサーから降りたのちにこのカラーリングは採用されなくなっていて、しかし多くのスバルファンにとって「スバルのレーシングカー=このブルーとイエロー、そしてゴールドのホイール」という印象があるのは間違いなさそう(ぼくも同じ)。

なお、この「555」は年代によって「555の文字」が入っていないものもあり、これはF1同様に「タバコのスポンサー規制」によるものかもしれませんが、詳細は不明です。

さらにこの「イエロー」と「スウォッシュマークのようなもの」はスバル側がデザインしたものなのかBAT側のデザインなのかも不明。
ちなみに555のカラーはイエローではなく、タバコの箱にもスウォッシュマークがないものの、555が一時F1のスポンサーについて時には「スウォッシュマーク」があったりするので、やはりあのグラフィックはBAT側の指定なのかもしれません。

実際に、555がスポンサーを降りたのち、スバルはスウォッシュマークの利用を控えているようですが(その後のレーシングカーにあのマークが全くないのかどうかは不明)、今回それを復活させたということは、BAT側と何らかの合意があったのかもしれませんね。

なお、自動車メーカーのモータースポーツ活動内容はその国によって異なりますが、スバルの場合、日本だと「STI」、しかしアメリカだと「SUBARU MOTORSPORTS」ということになり、トヨタだと日本で「Gazoo Racing」がモータースポーツ活動を統括するものの、北米だと「TRD」。
このあたり、それぞれの歴史、また人々の持つイメージというものがあり、簡単には統一できないのでしょうね。

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