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| オーストラリアにおいて、スバルWRXは格別の人気を誇っている |
これまでにもオーストラリアのスバル法人は様々な限定モデルを発売してきた
さて、現行スバルWRXにはハードコアモデルが存在せず、その理由としては「(WRX発売当時の状況において)近い将来、販売が制限されるガソリン車にコストをつぎ込むわけにはゆかないから」というものでしたが、以前よりスバルおよびSTIモデルに対する人気が高いオーストラリアでは「独自のWRX STIバージョンを発売する」と言われていたことも。
そして今回明らかになったのが、オーストラリアにおいて現地向けの専用モデル「スバル WRX クラブスペック エディション」というニュースであり、これはSTI 仕様スポイラー、大型ブレーキ、パフォーマンス シートが装着された特別モデルです。
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衝撃の「新型WRX S4ベースのWRX STIはない」発言から数日。スバルが公的に「なぜガソリンエンジン版のWRX STIを発売しないのか」に言及
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スバル WRX クラブスペック エディションはこんなクルマ
このスバル WRX クラブスペック エディションは2024年4月に発売されるといい、限定台数は150台のみ。
基本的なスペックは北米にて発売された「WRX TR(チューナーレディ)」に近く、しかし視覚的な差別点は大きなSTIスタイルのリアウイング。
なお、WRX TRにリアウイングが装着されなかったのは「大きなリアウイングはSTIバージョンのみに許される装備であり、STIを名乗らないWRXにそれを装着することは許されない」からだとされていて、しかしオーストラリアのスバル法人は北米とは異なる考え方を採用したということに。
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スバルが北米にて「WRX TR」発表。予想されたリアウイングはなく、スバルUSAは「それはSTIのみに装着されるべきもので、他に装着すればSTIの申し訳が立たない」
| ただしスバルは販売地域ごとに大きな”自治権”を認めており、仕様地によって仕様は大きく異なるようだ | これまでにもアフリカやオーストラリアが独自の「WRX」を発売している さて、スバルが北米市場向 ...
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スバル WRX クラブスペック エディションのトランスミッションは6速マニュアルのみ、そしてブレーキシステムはフロントに340x30mm、リアに326x30mmのベンチレーテッドディスクを備えるブレンボ製(レッドペイント)。
ホイールは19インチ、タイヤには245/35 R19サイズのブリヂストン・ポテンザ S007が装着されていますが、エンジン含むドライブトレーンには変更がない、とのこと。
2024年はオーストラリアにおけるスバルWRXの「30周年」
なお、今年はオーストラリアにWRXが上陸した後30周年という記念すべきメモリアルイヤーであり、スバルオーストラリアマネージングディレクターのブレア・リード氏は「WRX クラブスペック エディションの発売は、WRX30周年を記念するひとつのイベントではありますが、”誕生日プレゼント”はWRX クラブスペック エディションだけではないかもしれません」と語っており、もしかするとなんらかのサプライズが用意されているのかもしれませんね。
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