| それでもトヨタは何かあった際の「社内からの通報制度」が確立できているようだ |
さて、天下のトヨタが「ホイールを装着し間違えた」という理由にてRAV4をリコール。
国内仕様のRAV4に海外仕様のホイールを装着してしまったというのがその内容ですが、国内向けの表示記号の「有る無し」が問題となるようですね。
なお、すべてのホイールに表示記号が無いわけではなく、対象の製造期間の車両を確認し、「表示がない場合はホイールを交換する」としています。
問題発見は社内からの情報にて
なお、この不具合を発見した理由は「社内からの情報による」とのことで、つまりは製造現場もしくは検品担当から「実は・・・」という感じで報告があったのかもしれません。
間違えてしまったのは事実ではあるものの、それを隠さずに報告する文化があるというのは「さすがトヨタ」だと言えそうです。
対象となるのは令和3年1月7日〜令和3年2月10日に製造された「RAV4 アドベンチャー オフロードパッケージ」の802台。
これに起因する事故はゼロ、問題の内容は下記の通り。
アルミホイールにおいて、製造管理が不適切なため、車両を代表する記号表示がない海外仕様のホイールを誤って装着したものがある。そのため、保安基準第9条(走行装置等の基準)に適合しない。
国土交通省
ホンダは燃料ポンプにてリコール実施
そしてホンダは燃料ポンプに問題がありシビックをリコール。
イギリスにて製造されたシビックが対象となり、平成31年2月27日〜令和2年9月1日、影響を受けるのは6,925台(けっこう多い)。
なお、実際に問題が起きたのは106件と少なくはなく、事故につながったのは幸いにもゼロ。
問題発見の同期は「市場からの情報による」とのことで、ホンダは他の国ではこの問題を把握しておらず、日本国内でのみ生じている事例なのかもしれません。
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
国土交通省
日本国内で製造したホンダ車もリコール
そしてホンダは国内にて生産したCR-V、レジェンド、インサイト、シビックにもリコール。
内容としては上の件と同様で、つまり「海外生産のクルマも、日本で製造したクルマも、同じパーツを使用している」ということなのかもしれません。
対象となるのは平成31年1月7日~令和2年2月19日に製造された19,430台で、実際に問題が生じたのは16件。
なお、本件は令和2年5月28日に出したリコールの「範囲を拡大し」、追加にて届け出たものとなっています。
低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがある。そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。
国土交通省
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