
Image:TOYOTA
| 新型トヨタRAV4の登場を前にティーザー画像が公開 |
そのデザインは「一新」か
さて、トヨタの大ヒットSUV「RAV4」が、2026年モデルとして早くも登場予定。
これまでのモデルが好調な販売を続ける中、進化したデザインと改良されたテクノロジーを搭載し、(輝きを失う前に)そのポジションを確固たるものにしたいという狙いがあるものと思われます。
新型RAV4の外装デザイン:進化を遂げ洗練されたスタイル
現行の5代目RAV4は2018年のニューヨークオートショーで登場し、そのシャープでアグレッシブなデザインが話題になりましたが、新型は、このデザインを踏襲しつつ、さらに洗練された印象を与えるための空力的な調整が加えられると見られています。
フロントフェイスにはプリウスや新型カムリに似たデザイン言語(ハンマーヘッド)が採用され、細長いDRL(デイタイムランニングライト)、そして近年のトヨタ(及びレクサス)が好むハニカムグリルが用いられると見られていますが、曲線よりも直線が強調される可能性が高く、「ランクル250とプリウス」との掛け合わせのようなデザインになるのかもしれません(あるいは北米で人気のタンドラやタコマの要素も入りそうだが、より未来的な雰囲気になると推測されている)。
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サイドビューでは、ツートンカラーのルーフや大胆なコントラストのある下部クラディングが引き続き採用され、バックにはフルワイドLEDテールライトが搭載される予定だといい、トヨタの提示する「アーバンからオフロード」に至るまでの領域をカバーできる仕様やオプションが投入されることになるのだと思われます(樹脂むき出しのワイルド仕様、あるいはこれらをペイントしたスマート仕様など)。
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新型RAV4のインテリア:高級感と最新技術の融合
新型RAV4のインテリアでは、より高品質な素材と大きなインフォテインメントスクリーンが採用される予定であり(すでにスパイフォトも出回っている)、特に注目すべきは、デジタルインストルメントクラスターとセンターコンソールに搭載される大画面のインフォテインメントシステム。
また、センターコンソールは新たにデザインされて直線基調の角張ったデザインに、そしてギアレバーの形状も変更されると予想されています。
テクノロジー面では、Apple CarPlayやAndroid Auto、Amazon Alexaなど、最新のインフォテインメント/コネクティビティ機能が搭載される可能性が高く、さらには人気のヘッドアップディスプレイ(HUD)やパノラミックサンルーフ、ワイヤレス充電機能なども搭載される可能性が非常に高く、新型RAV4はあらゆる面において魅力を向上させることとなりそうですね。
ハイブリッドとプラグインハイブリッドのパワートレイン
新型RAV4は、ハイブリッドとプラグインハイブリッドのバリエーションを引き続きラインアップに加える予定だと報じられ、特に注目されるのは、トヨタの新しい2.5リットルエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレイン。
前輪駆動仕様で225馬力、四輪駆動仕様では232馬力にパワーアップし、効率も向上すると予想されています。
EVバリエーションの登場の可能性
さらに新型RAV4では全電動(BEV)バージョンの登場も噂され、(新型RAV4に採用されると言われる)TNGA-Kプラットフォームは将来的に完全電動化に対応する可能性があるため、今後RAV4のEVモデルが登場することも十分に考えられます。
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競合車と新型RAV4の価格
新型RAV4は、マツダCX-5ハイブリッドやホンダCR-V、スバルフォレスター、ヒョンデ・ツーソン、フォード・エスケープなど、競合の激しいコンパクトSUV市場で戦うことになりますが、この新型RAV4は026年モデルとして、秋ごろに発売が予定されており、価格は現行モデルのハイブリッドバージョンと同じく、北米では30,000ドル前後となる見込みです(大人気モデルであり、加熱したセグメントでもあるため、競争力の維持を考慮すると大幅な値上げは考えにくい。かつ大量に売れるので損益分岐点が他モデルとは異なり、お買い得なクルマとなるのは間違いない)。
新型トヨタRAV4は外装デザインやインテリアの進化に加え、パワートレインの改良とさらなる技術革新が期待され、競合の激しい市場においてトヨタがどのようにライバルとの差別化を図るのか注目が集まりますが、次回の情報公開は5月21日を予定しており、そこでは新型RAV4の全貌が明かされることになるのかもしれません。
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