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中国スマホメーカー、シャオミの放つEV第一号「MS11」がリーク!スマートな外観にブレンボ製ブレーキを持ち、さらにはグラスルーフも。高い商品性にて一気に市場に浸透しそう

中国スマホメーカー、シャオミの放つEV第一号「MS11」がリーク!スマートな外観にブレンボ製ブレーキを持ち、さらにはグラスルーフも。高い商品性にて一気に市場に浸透しそう

| おそらく日米欧の自動車メーカーは中国国内でEVを販売するのに相当に苦労するだろう |

機能性や価格、中国内でのブランドバリューなど多くの点において、中国のメーカーに対抗できない可能性も

さて、自動車が電動化時代を迎えるに際し、その新規参入障壁が大きく下がると言われていますが、実際に新興自動車メーカーが続々(EV市場へと)参入しており、中国ではおよそ300社ほどの「EVメーカー」が存在するという報道も。

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電気自動車の参入障壁が低い理由のひとつは「使用されるテクノロジーの範囲が(ガソリン車に比較して)限定され、設備投資や研究開発の範囲が集約される」ためですが、電気自動車に使用されるテクノロジーは家電やスマートフォンにも通じるものがあり、そのため多くの家電/スマートフォンメーカーがこの業界へと参入しています。

中国ではスマートフォン大手「シャオミ」がEV製造・販売へと乗り出す

なお、EVについて「走るスマートフォン」だと表現するメーカーも少なくはなく(たしかにぼくもそう思う)、よってシャオミ、ファーウェイ、OPPOはすでに電気自動車への参入を発表しており、iPhoneの製造委託先であるフォックスコンもすでにEV業界へと参入を果たしているのが現在の状況となっていますが、今回はシャオミの市販EV第一号、Xiaomi MS11の姿がリークされています。

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このシャオミMS11の画像はPC画面をカメラにて撮影したもので、「MS11」は開発コードネームではあるものの、市販時には「モデナ」という名が与えられるとされ、発売は2024年第1四半期に行われるというウワサ。

その姿を見ると、中国市場で好まれると言われる「丸みを帯びたルックス」を持ち、非常にクリーンでスマートなイメージを持つことがわかります。

ルーフ上にはLiDARシステム(用のセンサー)が装着され、ルーフは(やはり中国で好まれるという)ガラスルーフ、そしてドアハンドルは「半」フラッシュマウント。

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けっこう大きなブレーキキャリパーを持ち(ブレンボ製だと報じられる)、ホイールはなかなかにスタイリッシュ(タイヤはミシュラン製を装着しているようだ)。

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ヘッドライトは一種独特の形状を持ち、他多くの中国のEVメーカーが好む「LEDライトバー」ではなく左右独立型を採用しています。

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シャオミは自社で電気自動車を生産する予定

シャオミは、2010年に設立された北京(北京経済技術開発区=BETDA)に本拠を置く家電の設計・製造会社で、当初はスマートフォンのみを製造しており、設立からわずか4年後の2014年には中国国内にてアップルのiPhoneの販売台数を抜き、さらにはテレビ、スマートスピーカー、ロボット掃除機等にまで製品ラインアップを拡張することに。

そしてこのEV事業については「世界トップ5のEV生産者となること」を目標として掲げ、最終的には年間1,000万台規模の生産を目指すとしていますが、フィスカーのようにEVの生産を他社に委託するのではなく自社で製造する意向を持っており、すでにそのための工場建設を2022年半ばに開始しています。

この工場の生産能力は当初15万台、そして近い将来に30万台にまで拡張するそうですが、販売状況にあわせ、随時工場を拡張したり、他の地域にも建設することになるものだと思われます。

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なお、EVの展開に合わせ、シャオミは自動運転(自律走行)システムを開発するシャオミ自動車技術なる別会社も発足させており、もちろんこの技術はMS11にも採用されることになるものと思われますが、車両に使用するエレクトリックモーターについてもシャオミが自社で製造開発を行うといい、バッテリーはCATLとBYDから供給を受ける、とのこと。

今回リークされたMS11について、そのパフォーマンスは明らかではないものの、ブレンボ製ブレーキシステムを有するところから見ると「けっこう高い運動性能を持っている」と考えていいのかもしれません。

xiaomi-ms11 (4)

「スマートフォンメーカーがEVを発売」というのはちょっと飛躍し過ぎのようにも思えますが、上述のとおり電気自動車とスマートフォンは親和性が高く、そして販売戦術(マーケティング)においても共通性が見られると考えてよく、シャオミはスマートフォンや家電販売で得たノウハウを存分に活用できるのかもしれません。

加えて、シャオミは実際にスマートフォンでも高い成功を収めており、そのブランド力も比較的高いため、いざ発売となればけっこうなスピードで中国内に浸透する可能性もあって、欧米自動車メーカーにとっては大いなる脅威となりそうですね(正直、中国国内において、外国の自動車メーカーはEV販売において相当に苦戦するだろうと思う)。

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参照:CarNewsChina

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