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やはり中国は向かう先が違うな・・・。「30インチ6K」ディスプレイを2枚も備え、845馬力を誇る高級SUV、Lynk&Co 900が登場

やはり中国は向かう先が違うな・・・。「30インチ6K」ディスプレイを2枚も備え、845馬力を誇る高級SUV、Lynk&Co 900が登場

| さらにはクリーンで未来的なデザイン、先進の快適装備を誇る |

明らかに最新の中国車は「ベンチマーク」たりうる存在である

さて、中国は吉利汽車が擁するオシャレEVブランドがLynk&Co(リンクアンドコー)。

すでに世界的な展開を行っていますが(ニューヨーク証券取引所へと上場もしている)、直近でデザイン言語を入れ替えており、今回新しいデザインをもつシリーズとしては第二弾となる「Lynk&Co 900」を発表。

このLynk&Co 900はBEVではなくPHEVですが、同ブランドとしては最大クラスの車体に最大845馬力のパフォーマンス、なんと30インチの6Kスクリーン2枚という最先端テクノロジーを備えます。

中国Lynk&Co(リンクアンドコー)よりオシャレで使い勝手の良い「02」登場、このデザインとこの機能でお値段300万円。どうりで中国では外国の自動車メーカーのクルマが売れないわけである
中国Lynk&Co(リンクアンドコー)よりオシャレで使い勝手の良い「02」登場、このデザインとこの機能でお値段300万円。どうりで中国では外国の自動車メーカーのクルマが売れないわけである

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Lynk&Co 900はこんなクルマ

そこでこのLynk&Co 900を掘り下げてみると、まずパワートレーンは「3種類」。

ひとつはベースモデルの「1.5Lターボ + PHEV」で、これはガソリンエンジンに加えフロントに215馬力(160kW)、リアに308馬力(230kW)のエレクトリックモーターを組み合わせ、合計710馬力(530kW)を発揮します。

このパッケージングは「パフォーマンスと効率のバランスが取れている」と説明されていますが、つまりエントリーモデルでもかなりのパワーを持つということになりますね。

そしてミドルレンジは「2.0Lターボ + PHEV」で、フロントには165馬力(123kW)、リアに308馬力(230kW)のエレクトリックモーターを搭載し、システム合計で724馬力(540kW)という出力を誇ることに。

さらに最上級モデルでは「2.0Lターボ + デュアルリアモーター」を採用し、ミドルレンジと「フロント」は同じではあるものの、リアに2つの215馬力(160kW)のエレクトリックモーターを搭載し、トータルで845馬力(630kW)を絞り出し、このトップレンジは0-100 km/hをわずか4秒で加速する性能を持っています。※各モデルとも当然ながらピュアエレクトリックモードでの走行が可能

ただしこのLynk&Co 900最大の特徴はそのインテリアに

そしてこのLynk&Co 900の真骨頂はインテリアにあり、豪華さとテクノロジーに重点を置いて設計されています。

最大のトピックは「30インチ6Kスクリーンが2枚も装備される」ことであり、ダッシュボードにはインフォテインメントシステムとパッセンジャーディスプレイを兼ねた30インチの6Kフローティングスクリーンが配置され、ドライバーの前には12.66インチのディスプレイとヘッドアップディスプレイも搭載されることに。

さらに2列目シートにもテクノロジーが満載され、センターコンソール背面には小型のディスプレイがあり、さらに「もうひとつの」30インチ6Kスクリーンがヘッドライナーから降りくるという設計を持つほか、この後部座席の乗客にはスライド式の冷蔵庫も提供され、豪華さに加え便利さをも提供するようですね。※もちろんアンビエントライトやワイヤレススマートフォン充電パッドも標準装備

このLynk&Co 900は吉利汽車の持つ「SPA Evoプラットフォーム」をベースにしていますが、フラッグシップだけあって立派なボディを誇り、全長5,240ミリ、全幅1,999ミリ、全高1,810ミリという堂々たるサイズ。

Lynk&Coによると、「クラス最高の頭上および脚部の空間を提供する」とのことですが、広々とした設計により、6人の乗客が快適に乗車できることが保証されています(室内の広さは中国市場にて非常に大きな意味を持つ)。

現在のところ、Lynk&Co 900の価格についてはまだ発表されておらず、しかし市場投入は今年3月だとアナウンスされており、この豪華な特徴とパフォーマンスを考慮すれば、世界中で大きな注目を集めることは間違いないものと思われます。

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参照:CarNewsChina

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