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ポルシェ・カイエンのライバル?シンプルでクリーン、いかにも北欧デザインな「ポールスター3」が発表

ポルシェ・カイエンのライバル?シンプルでクリーン、いかにも北欧デザインな「ポールスター3」が発表

| 生産はやはり中国にて、しかし2024年からはアメリカでの生産も開始 |

ボディサイズ、価格はポルシェ・カイエンに非常に近い

さて、ポールスターが「最上位モデル」としてポールスター3を発表。

ポールスターはもともとボルボの高級エレクトリックブランドとしてスタートしていますが、ボルボが吉利汽車に買収された際にボルボとはやや距離を置く戦略を取るようになり、「よりクリーンで先進的、ミニマルなデザインを持つ北欧ブランドっぽいクルマ」をリリースするようになっています。

そしてこのポールスターは、現在最も強力に電動化を進めるブランドの一つであるポルシェをライバル視しており、ポルシェの各モデルを射程に収めるモデルを順次発売する、とコメントしたことも。

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ポールスター3はポルシェ・カイエンのライバル?

そして今回発表されたポールスター3について、画像からはそのサイジングがわかりにくいものの(コンパクトカーのようにも見える)実際にはけっこう大きなクルマ。

プラットフォームにはボルボXC90と同じものを採用しているだけあって全長はポルシェ・カイエンよりも90ミリ長く、価格についても北米で83,900ドルという設定を持っており、これはポルシェ・カイエン E-ハイブリッドの86,500ドルに非常に近いポジションにあります。

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このポールスター3はピュアエレクトリックカー(BEV)のみの展開となり、構成としては「デュアルモーター」を採用する4WD。

最高出力は462馬力/840Nm、0-100km/h加速5秒というスペックを持っています(パワーパックなるオプションの装着によって517馬力/910Nm、0-100km/h加速4.7秒へとパフォーマンスを引き上げることができる)。

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搭載されるバッテリーは111kWh、一回の満充電あたり走行可能距離は610km(WLTP)で、最大250kWにて充電できるため、チャージにかかる時間が短いとされていますが(詳細は公表されていない)、このリチウムイオン・バッテリーパックはボロン鋼にて補強された保護用アルミニウム製ケースに収められ、液体冷却機構、バッテリー・プレコンディショニングに使用できるヒートポンプを標準装備し、ビークル・トゥ・グリッド充電にも対応するよう設計されています。

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(今やあまり聞かなくなった)ワンペダルドライビングモードを標準装備し、リアアクスルのトルクベクタリングは、状況に応じてモーターを停止してエネルギーを節約することができるといい(その間はFF)、ホイールサイズは標準で21インチ、オプションでは22インチ。

サスペンションはデュアルチャンバーエアサスペンション+アダプティブダンパーが標準装備だと紹介されています。

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ポールスター3はこんなデザインを持っている

このポールスター3は、ポールスター1/ポールスター2とはやや異なるデザインを持ち、プリセプト・コンセプトやO2コンセプトに近い「新世代」の外観を持っています。

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ルーフ高はわずか1,614ミリにとどまり、カイエンの1,696ミリよりも相当に低く、このおかげで「SUV」というよりは「ハッチバック」といった雰囲気も。

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ピュアエレクトリックなのでフロントグリルは「全閉」。

エンブレムはボディカラー同色で、カメラの横にはセンサーが内蔵され、「スマートゾーン・センサークラスター」という機能を表す文字も。

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ヘッドライト内部のLEDデイライト・ランニングランプはボルボの「トールハンマー」を踏襲。

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テールランプとリアフェンダー付近の形状も(車体を共有する)ボルボXC90を連想させる構造です。

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ルーフは「フローティング」デザイン。

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フロントドア下部にはモデル名とバッテリーサイズ/出力も。

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ポールスター3のインテリアはこうなっている

ポールスター3のインテリアはトレーサブルウールなどのサステイナブルな素材が多用され、ポールスターモデルとして初めてNVIDIA DRIVEコア・コンピューターを搭載しドライバーアシスタンスシステムを駆動することに。

Googleと共同開発した14.5インチ・センターディスプレイにはSnapdragonコンピューティングを搭載しており、現時点における最新・最高のチップを選択しているようですね。

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標準装備も充実しており、パノラミックルーフやリトラクタブルドアハンドルを備えるほか、初年度モデルにはプラスパックとパイロットパックが標準装備され、25スピーカーのBowers & Wilkinsオーディオシステム、ソフトクロージングドア、ヘッドアップディスプレイ、半自動運転(パイロットアシスト)が追加されます。

なお、来春には、LiDARを搭載したパイロットパックがオプションに加わり、NVIDIA製コントロールユニット、3台のカメラ、4個の超音波センサーが追加され、より完全かつ正確に車外の環境をスキャンし、より高度な自律走行に対応することが可能となるもよう(それまでのモデルであっても、5つのレーダーモジュール、5つの外部カメラ、12個の超音波センサーが搭載される)。

くわえて、車内の小さな動きを検知し、誤って子供やペットを車内に残してしまうことを防ぐ「室内レーダーセンサー」の装備もアナウンスされているといい、このあたりボルボ譲りの「安心・安全」への配慮だと言えそうですね。

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このポールスター3につき、ボルボの中国・成都の施設で製造され、2023年後半に北米、欧州、中国へと納車が開始されるほか、2024年半ばには、サウスカロライナ州リッジビルのボルボの工場でも生産が開始される、とのこと。

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