
| 近年ではフィルム自体が大きく進化し、ちょっと前のように「いかにも貼った」という雰囲気ではない |
やはり「せっかくのフェラーリ」なので心置きなく楽しみたいものである
さて、今回はフェラーリ296GTBに施工したプロテクションフィルムについて。
施工いただいたのは「エーステック」さんですが、実際にはカーコーティングをお願いした「煌」さん経由にて、”業販”扱いにて(エーステックさんに)施工をいただいています。
そのため、流れとしてはまず煌さんに296GTBを引き取っていただき、そこからエーステックさんへと輸送→エーステックさんにてプロテクションフィルムの施工が完了した後に煌さんに輸送→煌さんにてコーティング施工後に自宅まで296GTBを持ってきてもらうというものとなっています。

ボクはもともとプロテクションフィルムには反対であったが
ちなみにぼくはもともと「プロテクションフィルムに対しては否定派」ではあったのですが、ウラカンEVO RWDにて飛び石傷が入ってしまったことをきっかけに施工を考えることに。
「反対」であった理由としてはまず「高額」であること、そしてフィルムの継ぎ目や端などから「どうしても貼った感が出てしまう」こと、そして塗装表面の「ソリッド感が失われてしまう」ことから(そのためどうしても施工に踏み切れず、施工してから後悔したくはなかった)。
よって実際にフィルムを貼る前にはいくつかのショップを見学に行き、仕上がりと仕事っぷり(と仕事現場)を見せていただいたのですが、その結果としてエスカン(エスアンドカンパニー)さんへと(いつも買い取りでお世話になっている)エッジさん経由にてお願いしたわけですね。
そしてフィルムを貼っていただいた仕上がり、その後得られた安心感によってぼくは180度姿勢を転換し「プロテクションフィルム擁護派」となったのが現在ではありますが、そういった経緯もあってフェラーリ296GTBについては納車前からプロテクションフィルム施工を前提としています(よってすでに予算を組んであった)。
フェラーリ296GTBではこういった範囲にプロテクションフィルムを貼っている
今回フェラーリ296GTBに貼ったプロテクションフィルムは「ほぼフルアーマー状態」。
貼っていないのはサイドステップ(ロッカーパネル)にリアディフューザーという「黒い樹脂部分」くらいで、塗装がなされている部分(ブルーもしくはホワイトの部分)にはすべからくフィルムを貼っています。
もちろんそれなりの費用はかかるものの、ここで得られる「心の平安」はなにごとにも代えがたく、やはり「飛び石キスとは無縁」「塗装面にちょっと触れたり擦ったり、はたまたボディの上に何かを置いても傷が付く心配がない」というのは非常にありがたいところでもありますね。
実際にフェラーリ296GTBに貼ったプロテクションフィルムはこんな仕上がり
そして実際にプロレクションフィルムを施工した状態を見てみると、一見して「貼っているのがわからないくらい」。
こういったエンブレム周辺だと「エンブレムの周りをカットして」逃げるようにフィルムを貼るのが一般的ですが(そうなると段差が見える)、エーステックさんでは「フィルムを貼った部分とそうでない部分との境界が見えない」ように施工してくれています。
ドアミラーは非常に複雑な面構成を持つため、何枚か(正確には4枚)のフィルムに分かれているのですが、その継ぎ目もほぼわからないほどの精密さ。
フロントバンパーもやはり数枚(9枚)に分かれていて、しかしこちらもパっと見て継ぎ目を確認できず。
一方でフロントフードは1枚物となっていて、しかし端の部分を”巻き込む”ように貼っているので、やはりフィルムを貼っているとはわからない仕上がりです。
そしてフェラーリ296GTBの場合は「必ず」指先でドアノブ(としか表現できない)を押す必要があり、もしフィルムを貼っていなければ「傷つき必至」ではあるものの、ここにフィルムを貼ることで傷を回避することが可能です(運転席側であれば自分が気をつけることである程度傷を回避できるが、助手席側だと注意のしようがない)。
もちろんフェンダーのエッジ部分にも完璧に「巻かれて」いるので安心感抜群。
感覚的に「クリア層が1つ増えた」というイメージで、ソリッドカラーの深みがより強調されたようにも。
ちなみにヘッドライトにも施工済みで、全方位的に安心して乗ることができる仕様です。
参考までに、今回「フル」に施工したのは、一部だけ貼ってしまうと「貼っていない部分が気になってしまって仕方ない」からで、やはり安心感を求めて「すべて」を貼ったわけですね(実際のところ、エンジンカバーについては飛び石傷、あるいはほかの傷を受ける可能性はほぼ皆無であろう)。
一方、黒い樹脂部分(実際にはセミグロスブラックで塗装されている)については「傷がついてもさほど気にならないであろう」という判断から”除外”しています。
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