おそらくこれほどの高いコンディションの内外装を持つC3コルベットはほかにない
シボレー・コルベットはC8世代にスイッチしようというところですが、なんとebayに新車同様のコンディションを持つC8世代のコルベット(1980年モデル)が登場。
走行距離はわずか2328キロ、バッテリー以外はすべて「(タイヤすら)当時のまま」という驚きの状態で、ドライバーズマニュアル、購入時の書類、GM発行のプレスキットなど付属品も完備しています。
いったいなぜ売りに出されることに?
なお、ebayにはどんな環境で保管されていたか、なぜ売りに出すのかと行った記載はなく、そのため詳細は不明ではあるものの、画像を見るに「C3世代のコルベットで、これ以上のコンディションを持つ個体はないだろう」と断言できるレベルにあると思います。
C3世代のコルベットはそれまでとは異なる「コークボトル」シェイプのボディを持ちますが、これは日系人デザイナー、ラリー・シノダ氏がデザインした「マコ(メイコ)シャーク」を市販車に落とし込んだもの。
正直「コルベットと言えばC3」と考える人も多く、ぼく自身も「もっともコルベットらしいコルベット」はやはりこのC3だろう、という印象があります(C7世代ではC3のデザインに近づけられ、C3世代の愛称であった”スティングレイ”が復活したことからも世間一般的な共通認識なのかも)。
出品にあたっては「オプション満載」とのことですが、そのオプションが何なのかは不明(エンジンはV8「L-82」をオプションで選択している)。
ルーフはデタッチャブル(グラストップ)のように見えますね。
アルミホイールの表面には酸化ナシ。
まさに素晴らしいコンディションです。
エンジンは230馬力バージョン。
メーター含む内装の状態も抜群。
ステアリングホイールのレザーにもひび割れナシ。
かなりメンテナンスには気を使っていたんだろうな、ということがわかりますね(置きっぱなしだと、この部分は確実に割れる)。
トランスミッションは3速AT(1982年には4ATが追加。1980年だとマニュアル・トランスミッションのコルベットでも4速)。
フットランプが点灯しており、ちゃんと電気系統が生きていることもわかります。
なお、出品者によると「年に一回はコンディション維持のために走らせている」とのことで、つまりはちゃんと動くということに。
シートもシワこそあれどひび割れナシ。
気になる販売価格ですが、邦貨換算にて370万円ほど。
これだけのコンディションを持つC3コルベットであれば370万円は破格だと言ってよく、これからの値上がりを考慮すると「買い」な一台だと言えそうです。
VIA: eBay