| パフォーマンスや快適性は「クーペ同様」とシボレーは語る |
シボレーが予告通り、コルベット(C8)に”コンバーチブル”を追加。
クーペに遅れること2ヶ月半、そして2020年モデルとしての登場で、生産は2020年の第1四半期から、そしてクーペ同様に左右ハンドルが用意される、とのこと。
価格についてはクーペのプラス7500ドル、つまり80万円ほど高くなる、とアナウンスされています。
「クーペに比較し、何も失ったものはない」
登場時期から見ても分かる通り、新型コルベット・コンバーチブルはクーペモデルと同時に開発され、そのボディ剛性は折り紙付き。
そしてコルベット・コンバーチブルはソフトトップではなくリトラクタブル”ハードトップ”を持つことが特徴で、しかしこれによってトランクスペースを犠牲にすることはない、とのこと。
事実、新型コルベットの美点のひとつでもある「ゴルフバッグが2つ載る」トランクも失われていないようですね。
こちらはトップを上げた状態。
後方確認用のカメラがルーフに装着され(ということはトップを格納するとこのカメラは使えない)、スーパーカーライクなトンネルバックを持っていることがわかります。
シボレーいわく「我々のゴールは当初から、顧客になんら機能的な犠牲を強いないことである」とし、パフォーマンス、快適性もクーペ同様と主張。
そしてデザインもクーペと極力近づけたとしています。
トップそのものは時速48キロまで開閉が可能で、それにかかる時間はわずか16秒。
開閉はこれまでの油圧システムではなく、6つのモーターによって行われますが、これによって「信頼性が向上した」との述べており、つまりは故障が少なくなったということですね。
搭載されるエンジンはクーペ同様に6.2リッター自然吸気V8/495HP。
トランスミッションは8速デュアルクラッチ、駆動輪は後輪のみ。
なお、0-100km/h加速や最高速といった数字は公開されていませんが、シボレーの言葉を信じるならば、クーペ同様に「3秒以下」ということになりそうですね。
シボレーはカーコンフィギュレーターも同時公開
そして今回のコルベット・コンバーチブルの発表にあわせ、カーコンフィギュレーターも公開。
ボディカラーやホイールの選択肢はクーペ同様で、ルーフについては「ボディカラー同色」「一部カーボン」「全部カーボン」を選択可能。
カーボン製グリルインレットやドアミラー、エアロパーツも選択でき、ストライプやハッシュマークも用意され、様々なオプションを駆使して「自分だけの」コルベットを作りあげることができます。
さらにはレーシングバージョンC8.R.も登場
そしてシボレーは、コルベット・コンバーチブルと同時に、レーシングカーであるC8.R.も公開。
現時点ではスペックなど公開されておらず、その外観が明らかになったにとどまります(ウインドウ類にも強いスモークが用いられ、インテリアを見ることができない)。
ざっと見るとフロントバンパーやフロントフード、ヘッドライト、リアフェンダー、リアバンパーなどボディパネルはほぼ入れ替えられ、ノーマルのパーツが残るのはテールランプとルーフくらいのように見えますね。
今回公開されたカーナンバー4の個体はマットシルバーにイエローのアクセントを持ち、1973年のコルベット「エアロベット」、1959年のコルベット・レーサーにインスパイアされたものだそう。
まずは2020年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップへと参戦することになり、となるとライバルはBMW M8 GTEやポルシェ911RSRといった強豪たち。
その後にはロレックス24時間レースにも参戦する予定だとしていますが、1999年以降に築いてきた「107勝」「13のチームによるチャンピオンシップ獲得」「12のドライバーズタイトル」「120のマニファクチャラーズタイトル」といった輝かしい戦績をさらに「積み上げる」ことになりそうですね。
VIA:CHEVROLET