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ランチア・ストラトス「2020年モデルが登場したら」。ストラトス・ゼロ発表50周年を記念した「ランチア L コンセプト オマージュ」

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| けっこうアグレッシブなスタイルで出てきたな |

現在の自動車市場では存在感を失ってしまっているランチアですが、過去には名車中の名車、「ストラトス」が存在。

そしてそのストラトスを現代に蘇らせたと仮定したのがこの「ランチア L コンセプト オマージュ」であり、これがなかなか素晴らしいクルマに仕上がっています。

ブラジルのデザイナー、Guilherme Araujo氏によって作成されており、ランチア、そしてストラトスをデザインしたベルトーネとは関係のないプロジェクトではあるものの、ここでその内容を見てみましょう。

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ランチア L コンセプト オマージュはこんなクルマ

このランチア L コンセプト オマージュについて、「未来のクルマ」ではなく、2020年のクルマとして考えられていることが一つの特徴。

ランチア・ストラトス・ゼロ、そしてランチア・ストラトスHFへのトリビュートだと言い、ストラトス・ゼロが(トリノ・モーターショーにて)公開された1970年から数えて50周年に当たる今年に送り出された、ということになります。

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ストラトス・ゼロは「可能な限り車高の低いクルマを」と考えてデザインされ、その全高はなんと83センチ。

今回のランチア L コンセプト オマージュはここまで低くはないものの、強烈なウェッジシェイプ、そしてストラトス・ゼロによく似たボディカラーを持っています。

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ホイールは5スポークをベースにしながらも「ディッシュ」形状を持ち、タイヤにはライン、そしてレター入り。

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フロントから見ると、ストラトスHFに近い、コンパクトなグリーンハウスを持っていることがわかります。

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極度に短いリアオーバーハング、そして丸形テールランプはまさにストラトスHF。

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フロントの構造を見るに、フォーミュラカーのようなパッケージングを持つものと思われ(フロントサスペンションはプッシュロッド)、ジャンルは違えど「レース(ラリー)で勝つためだけに」設計されたストラトスHFと思想的に「同じ」だと言えそう。

リアタイヤの後ろ半分はむき出しとなることでホイールハウス内のエアを排出し、リアディフューザーはかなり大きなサイズを持つようです。

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車体裏面を見るとこう。

この構造を見ると、「やはり不フォーミュラカーがベース」といった印象を受けますね。

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こちらはあの「アリタリア」カラー。

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ランチアの歴代ラリーカーと並べた図。

こうやって見ると、たしかにストラトスHFが現代に存在していたならば、こういったクルマとなっていたかもしれませんね。

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ストラトスHFはこんなクルマ

ランチア・ストラトスHFはラリー全盛期に作られたクルマで、しかし他のラリーカーのように「市販車を改造」したのではなく、ラリーのため「レギュレーションを逆算して」レース用に設計されています。

つまり、レギュレーションにあわせて「勝てるスペックを」詰め込み、競技に参加するのに必要なホモロゲーションを取得するために市販車である「ランチア・ストラトス・ストラダーレ」を生産したという、半ば反則とも言える一台。

そのために一般的な「市販車」としての要件を欠いた部分も部分も多く、それが魅力のひとつでもあるわけですが、デザインはベルトーネに在籍していたマルチェロ・ガンディーニ、エンジンはフェラーリ・ディーノ246GT/GTSと同じ2.4リッターV6(190馬力)、そして駆動輪は後輪のみ、トランスミッションは5速マニュアル。

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全長は3710ミリと極度に短く、全幅は1750ミリ、全高は1114ミリ、ホイールベースは2180ミリ。

サスペンションもラリー参戦を前提としたもので、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがマクファーソンストラット(調整式)を採用しています。

製造工場の火事によって492台が生産されたにとどまり、それがまた希少価値を向上させていることも知られていますね。

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参照:Guilherme Araujo

 

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