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ベントレーがW12エンジンよりも強力な「V8ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を公開。おそらくはランボルギーニ・ウルスSEと共通、800馬力近くを発生か

ベントレーがW12エンジンよりも強力な「V8ウルトラパフォーマンスハイブリッド」を公開。おそらくはランボルギーニ・ウルスSEと共通、800馬力近くを発生か

| おそらくはこれを積むベンテイガ、コンチネンタルGTは驚愕の最高速を誇ることになるだろう |

ただし現時点ではスペック詳細が公開されていない

さて、ベントレーは今年にも「30年近く使用した」伝統のW12エンジンを廃止することになりますが、これは「電動化とエンジンの小型化を通じて二酸化炭素排出量の削減を目指しているため」であり、つまりW12エンジンの復活はまず望めないといった状況です。

ただ、ベントレーとしては「パワー」を捨て去るつもりは毛頭なく、今回W12エンジンにかわる、V8ツインターボエンジンとハイブリッドシステムによって構成される「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」パワートレインを採用してゆく、と発表することに。

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ベントレーはモータースポーツにおいても豊かな歴史を誇っている

なお、ベントレーはいまでこそ「高級車」イメージが強く、しかし過去にはモータースポーツにおいて輝かしい戦績をあげています。

実際にル・マン24時間レースには初回から参加し、いままでに6回の優勝を成し遂げるなどの活躍を見せていて、現代においてもパイクスピークへの挑戦などスピードに対する飽くなき追求の姿勢が見られるわけですね。

加えて、市販車のグレード名に「スピード」を採用したり、世界最速SUVの座をランボルギーニ・ウルスと争ったり、「パワーとスピード」にこだわるのがベントレーのDNAだとも考えてよく、ここでベントレーが750馬力以上の出力を誇る「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」パワートレーンを発表したとしてもさほど驚きはないかと思われます。

Ultra Performance Hybrid - 1

ただしその詳細はまだナゾのまま

ベントレーはこの新型パワートレーンを「ウルトラパフォーマンスハイブリッド」と銘打って発表し、W12エンジン(バトゥールでは750馬力)よりもパワフルであると主張した割には詳細に触れていないままで、出力「750馬力以上」「EVモードでの走行距離は80km」「最大トルクは4桁」というほかにも詳しいことに触れておらず、排気量やターボチャージャーの有無についても非公開。

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ただし、現在ベントレーはフォルクスワーゲングループに属すること、そしてこれまでにも(同じグループの)ランボルギーニやポルシェとパワートレーンを共有してきたことを鑑みるに、ウルスSE(800馬力)、ポルシェ・パナメーラ・ターボEハイブリッド(680馬力)に積まれる4リッターV8ツインターボ+ハイブリッドと共通(ただし仕様違い)だと考えてよいかと思います。

Ultra Performance Hybrid - 3

ちなみにですが、ベントレーが新しいV8ハイブリッドについて多くを語らないのは、現在まだW12エンジンを積む最後のモデル、バトゥール・コンバーチブルの納車がなされていないためで、「1台3億円以上」という金額を支払ってくれた人に配慮したからなのだと思われます(この状況で、W12エンジンを過去のものとするハイパワーなパワートレーンをあまりに強調することは難しい)。

なお、ここで注目すべきは「エレクトリックモードでの走行距離が80km」ということで、この数字を見る限りではウルスSEの60kmよりも長い距離をエレクトリックモーターのみで走行することができ、つまりウルスSEよりも大きなバッテリーを積んでいると考えていいのかも。

参考までに、ベントレーはかつて2026年までにラインナップの完全電気自動車化を計画していたものの、現在は「2033年まで」と期限を後ろ倒ししており、よってその間はプラグインハイブリッドへと注力することとなり、今回発表されたウルトラパフォーマンスハイブリッドをもってパフォーマンスを追求することになるものと思われます。

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参照:Bentley

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