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ポルシェが「スラントノーズ(フラットノーズ)」911を用意? 新型GT2 RS、それともマンタイ製の新仕様か【動画】

ポルシェ

| ニュルブルクリンクで謎のプロトタイプがテスト走行を目撃される |

もし本当に「スラントノーズ(フラットノーズ)が復活すれば大ニュースである

ポルシェは特別仕様車に事欠かないブランドではありますが(それだけオマージュすべきヘリテージを持っている)、今回目撃された新型プロトタイプを見るに、最新の限定モデルが1980年代の「911ターボ・スラントノーズ(あるいはフラッハバウ=Flachbau)」へのオマージュとなる可能性がありそうです。

スパイフォトグラファーがニュルブルクリンク周辺で捉えたこの謎のモデルは、ポルシェが出願している「Flachbau」「Flachbau RS」という商標と関連していると推測され、もしこのクルマが市販されれば大きな話題を呼ぶことはな違いないと見られています。

アグレッシブなエクステリア

外観は911 GT3や911 GT3 RSを思わせますが、フロントエンドは独自デザインを持っており、スリムなヘッドライトや角ばったインテークを装備。

さらにNACAダクト付きのボンネットやベンチレーションフェンダー、カナード、大型フロントリップも採用されているほか、サイドにはセンターロック式の軽量ホイールとイエローキャリパーの高性能ブレーキ、リアにはエアロディスク、大型リアウイング、ハイマウントスポイラーを装着。

スポーツエキゾーストや控えめなディフューザーも確認できますが、リアライトは先代911(991型)を彷彿とさせるデザインを持つなど、現行911からはやや乖離した仕様を持つようですね。

マンタイ仕様の可能性も?

この新型911は、マンタイ・レーシングが用意した先代911 GT2 RS用のエアロキットに非常に近い仕上がりを持っていて、そのため、完全なポルシェの特別仕様車ではなく、マンタイによる新バージョンである可能性も指摘されているという状況で、しかしいかにポルシェの子会社といえど、「完全にボディ形状を変更するほど」のモディファイを行うとは考えにくく、仮にそれを行ったとしても「市販価格が非常に高額」になるものと思われるため、販売に苦労するであろうことが目に見えています。

いずれにせよ、性能や詳細な仕様については正式発表を待つ必要があり、続報を待ちたいところでもありますね。

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なお、ポルシェが「フラットノーズ」を投入する可能性は非常に高いと見られ、その理由の一つがすでに「フラットノーズ」に係る商標を出願していること。

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なお、最近ガンサーワークスも「フラットノーズ」を発表していますが、こちらは「サプライズ」での登場であったので、ポルシェがクレームを入れる間がなかったのかもしれません(ただ、もしこのクルマまでもが最終的にデザインを変更したならば、いよいよ「ポルシェからの圧力説」の信憑性が高まる)。

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参照:joelre98(Instagram)

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