
Image:touchofglassdetail(Instagram)
| この派手さにもかかわらず、うまくまとまっているのがむしろ「不思議」である |
外装ばかりに目が行くが、実はこのヴァラーの内装も見事な仕上がりを持っている
さて、アストンマーティンは「5.2リッターV12エンジン+マニュアル・トランスミッション」を持つ超希少種”ヴァラー”を(同社の創立110周年を記念し)110台のみ発売していますが、今回そのヴァラーに「2000万円もの」オプション価格が要求されるというカラーシフト塗装が施された個体が公開されています。
このヴァラーをインスタグラムへと投稿したのはディティーリングショップ、「タッチ・オブ・グラス・ディティール・スタジオ」で、そのあまりに美しい内外装が存分に紹介され、「もっともオプションコストが投じられたヴァラーでは」と話題に。
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「カラーシフト塗装」は近年の一つの流行でもある
このカラーシフト塗装はマクラーレン、ランボルギーニにて以前から提供されていたことが知られていますが、その後はポルシェそしてフェラーリ、さらにフォードなど様々なメーカーが「オプション」として用意しています。
なお、ポルシェだと「クロマフレア」、フォードだと「ミスティクローム」という独自の呼称を持っていて、しかしいずれも「角度によって色味が異なって見える」のが大きな特徴。
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そしてその「色味」は自由に調合することができ、たとえば青系から青系に、反対に赤系から青系といった表現も可能となるわけですが、このアストンマーティン・ヴァラーの場合は「レッド、パープル、ゴールド」という変化が演出されており、そのカラー名は「アンドロメダレッド(このクルマとこのカラー、そしてこの名称はぴったりである)」。※ヴァラー発表時のイメージフォトを再現したのかもしれない
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なお、ホイールはブラックとゴールド(この塗り分けにもかなりのコストがかかっていそうだ)、ブレーキキャリパーもゴールド、エアロパーツやグリルのハイライトもゴールド。
インテリアには「オレンジ、パープル、ゴールド」が使用されていますが、意外とまとまりがよく、「この組わせを考えた人は天才かもしれない」といった印象です。
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参照:The Supercar Blog, touchofglassdetail(Instagram)