直前に前進した50メートルをクルマが記憶し、正確に来た道をバックできる
BMWジャパンが新型X5を発表(X5の製品ページはこちら)。
まず導入されるのは「BMW X5 xDrive 35d Standard(920万円)」と「BMW X5 xDrive35d M Sport(999万円)」の2つ。
つまりは両方とも「ディーゼル」ということになりますが、エンジンは3リッター直6、出力は265馬力(燃費はリッター11.7キロ。0-100キロ加速は6.5秒)。
ボディサイズは全長4935ミリ、全幅2005ミリ、全高1770ミリとかなり大きく、先代の全長4910ミリ、全幅1940ミリ、全高1760ミリからいずれもアップ(とくに全幅の拡大が目立つ)。
BMW X5の全幅はついに2メートルを超える
BMW X5は「現代版ラグジュアリーSUV」の元祖とも言えるクルマで、今回の新型X5で4代目を数えます。
サイズは大きくなったものの先代比で15.5キロの軽量化を達成していることも特筆すべき点で、 X5 xDrive35d M SportsにはXモデル初の4輪アダプティブ・エアサスペンションを装備するなどドライバビリティも向上。
さらにバックする際のサポート機能「リバース・アシスト」、BMWコネクテッド・ドライブ、その他最新のドライバーサポート機能を備えており、” 1999 年の初代モデル登場から受け継がれたコンセプトと、最新技術を融合させた完成度の高い新型モデル”になった、とBMWは述べています。
そのほか、 ”3年間の主要メインテナンス無償提供、タイヤ/キーの破損や紛失の際の費用サポート等が含まれる「BMW サービス・インクルーシブ・プラス」 ”が全車に付与されるなど、維持しやすいクルマにもなっているようですね。
新型X5の外観については「左右連結された」キドニーグリルが大きな特徴で、そのサイズの巨大かもあってか、これまでとは「迫力がケタ違い」に。
ほかの下位XシリーズやX6に”スポーティー路線”を任せることにしたのか、新型X5では「上級移行」したかのような高級感が感じられるように。
BMW X5のインテリアは「スイッチを最低限に」
インテリアだと最新のインターフェースを持つ「BMW Operating System 7.0」が与えられ、これは10.25インチのコントロールディスプレイに12.3インチのメインメーターで構成されるもの。
BMWとしては「スイッチの数を最低限まで削減した」とのことです。
そのほか安全装備やドライバーアシストも充実しており、 アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト、サイド・コリジョン・プロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニングほか、「直前に前進したルート50メートル」を車両が記憶し、細い道に入り込んで困ったときなど”自動で全く同じルートを50メートルバックできる”リバース・アシスト機能が一つのトピックもであります。
BMWは新型8シリーズ・カブリオレも発表
加えてBMWは新型8シリーズ・カブリオレも発表。
グレードは「BMW M850i xDrive Cabriolet」一本のみで、価格は1838万円(8シリーズ・クーペは1717万円)。
BMWによると「BMW 8シリーズ クーペの美しさや卓越した運動性能を持ちながら、オープン・モデルならではの解放感や優雅さを備えたモデル」。
実際に「オープンモデルならでは」の装備はソフトトップのみだけではなく、8シリーズ・クーペだとマットシルバー仕上げとなるグリルフレームやモール類は「クローム」仕上げとなり、クーペとは細部に至るまで差別化が図られているようですね。
エンジン含むドライブトレーン、基本的な装備等については8シリーズクーペに準ずる内容を持っています。
まだまだこれらがショールームに登場するのは「先」になりそうですが、ひとまずは「新型3シリーズ」が配備されつつあり、しばらくの間はBMWにとって「新型車ラッシュ」が続きそうですね。
VIA:BMW