| いずれのアート作品にも必ず「夢」という言葉が入っている |
そしてアートカーに起用されるのは「タイカン」が非常に多い
さて、ここ数年、とくにタイカンが発表されて以降のポルシェは「アートカー」製作と展示に注力しており、今回もまたアートイベントへと参加して「タイカン」そして934をフィーチャーした作品を展示することに。
そこでこれらを見てみたいと思いますが、最もユニークなのは「ボトルの中のメッセージ」風の作品へと変換されたタイカンで、樹脂製のボトルの中へメッセージと手紙とが入れられています。
このポルシェ・タイカンは「ドリームオン&ドリームカプセル」
このイベントは中国にて開催されたアランヤ演劇祭というものだそうで、ここで展示されたこのタイカンの作品名は「ドリームオン&ドリームカプセル」。
タイカンを包む紙(のようなもの)に書かれているメッセージは"夢からビジネスを立ち上げる幸運に恵まれた人は、夢の管理人になることを世に問う "という意味の中国語。
これについてポルシェは「紙に包まれたタイカンは、ポルシェ創業者であるフェルディナント・ポルシェが叶えた”スポーツカーを作る”という夢を、現代的な方法で示しています」とコメントしています。
そしてこちらは同じくタイカンのアートカーというかアート作品。
近年のアートカーはもはや「ペイントやラッピングにとどまらない」ということを端的に示す例だと思います(中国で人気がある、クリス・ラブルーイ氏の作品である)。
こちらは「ドリーム・イン・モーション(Dream in Motion)」と第されたもので、タイカンがビーチを疾走し、砂を蹴散らしている様子が(カラフルに)描かれていますね。
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そしてこちらはベネディクト・ラドクリフ氏作の「ドリーム・ボールド(Dream Bold)」で、1970年代に登場した934レーシングカーをチューブ状にて再解釈したもの。
こちらは少し前にもリモワとのコラボレーションという形でも公開されており(100台限定にて販売されている)、ポルシェによれば「彼の作品のミニマルなラインは、人々の中にある夢への強い共鳴を刺激する、大きな緊張感のある視覚的風景を表しているのです」。
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