Image:Abimelec Design
| 「ローライダーのお約束」があるからこそ、こういったもしも系レンダリングを作成しやすいわけではあるが |
ただ、そのお約束がどこから来てどうやって確立されたのかがわからない
さて、メキシコを拠点にて活動するデザイナー、「アビメレックデザイン」。
さすが”メキシコ”だけあってトラック化やローライダー風の「もしも系レンダリング」を多数公開していますが(以前にはフェラーリやランボルギーニのローライダーを公開したことも)、今回は993世代の911ターボを思いっきりローライダーへとデジタルカスタムしてしまった作品、「ポルシェ911 エル・パチューコ(El Pachuco)を公開することに。
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「ローライダー」はお決まりの要素にて成り立っている
そこで今回公開されたレンダリングを見てみると、RWBボディキットにワーク製ホイール、そして極度のローダウン(エアサスを想定、フロントトランク内にはコントロールユニットが仕込まれている)、そしてキャンディレッドペイント。
さらにボディ上にはゴールドアクセントにグラデーションっぽいペイントを用いることで「いかにも」な雰囲気です。
ホイールもピカピカのメッキ仕様。
ルームミラーにはサイコロに・・・。
リヤトレイには立体の文字パネル。
いずれも「絵に描いたような」ローライダーをローライダーたらしめる要素たちが反映されていますが、ぼくがいつも思うのは「こういった”定番”はどこから出てきたものなんだろうな」ということ。
キャンディペイント、ゴールドのアクセントにグラデーション、サイコロ、メッキホイール、極度のローダウン、リヤトレイ上の文字、そして今回のレンダリングにはないものの、クルマの四隅に取り付けたホウキみたいなパーツなど、ローライダーといえばいずれも「お決まり」の仕様を持っていて、ここまでパターン化されたのは何でだろうなと考えているわけですね。
どこかにその「発祥」とも言えるものがあるはずですが、調べても見つからず、これはぼくにとっての「永遠のナゾ」となりそうです。
ちなみにですが、日本ではこういったローライダーはほぼ絶滅してしまったようで、雑誌「Low Rider」も廃刊の憂き目に遭っているものの、流行はいずれ一巡すると言われているので、どこかでまたこういったローライダーが流行る日が来るのかもしれませんね。
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