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【驚愕】フェラーリF80のフロントから「あの」ブラックバンドが消えたら?さらにはTE37ホイールを装着した「もしも」レンダリング登場

【驚愕】フェラーリF80のフロントから「あの」ブラックバンドが消えたら?さらにはTE37ホイールを装着した「もしも」レンダリング登場

Image:the_kyza (Instagram)

| デジタルアーティスト「The Kyza」がF80に魔改造を施す |

フェラーリF80にTE37!? 想像を超えたビジュアル革命

さて、元祖「もしも」系レンダリングアーティスト、The_Kizaことキジル・サリーム(Khyzyl Saleem)氏が最新作のモチーフとしてフェラーリF80をチョイス。

そして自身のインスタグラムアカウントにて公開したのがこの作品ですが、なんと「フロントからブラックバンドを消し去り、ホイールをTE37に換装した」というフェラーリF80です。

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フェラーリF80のブラックバンドには賛否両論が存在したが

このフェラーリF80には(下の画像の通り)左右のヘッドライトと同じ天地幅を持つ「ブラックバンド」が組み込まれており、これについては賛否両論。

ぼくとしてはそれほど気にならないのですが、これを気にかける人も少なくはなく(理解できる)、キジル・サリーム氏もその一人であったようですね。

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Image:Ferrari

ちなみに近年のフェラーリは効果的に「ブラック」を取り入れるデザインを採用していて、たとえば12チリンドリではリアに「デルタウイング」なるブラックのセクションが存在します。

そしてこのブラックの部分は(一部)カーボンファイバーへと変更できるものの「ボディ同色」への変更はできないといい、つまりフェラーリはこの「デルタ形状」を崩したくないということになりそうです。

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Image:Ferrari

そして12チリンドリのこの部分、そしてF80のブラックバンドについては「機能上、ブラックである必要」はないものと考えられ、しかしこれらを「いかなる場合も」ブラック(あるいはカーボンファイバー)として強調するということは「なんらかのデザイン(視覚)上の理由」があるということになるのかも。

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それはさておき、キジル・サリーム氏はF80からこのブラックバンドを除去して「ボディ同色」としているのですが、これが「なかなかナイス」であり、さらにはAピラーとルーフもボディカラー同色とすることで一体感が生じ、ある意味ではF80の持つ本来の美しさが引き出されたかのように思えます。

さらにこのフェラーリF80にはボルクレーシング製「TE37」を装着

そしてもうひとつの(このレンダリング作品における)トピックは「ボルクレーシング製TE37」ホイールを装着しているということ。

このホイールについてはもはや説明不要ではありますが、レンダリングであってもフェラーリにこのホイールを装着する例はほかに思い当たらず、しかし公開された作品を見ると、深いグリーンのボディカラーにブロンズのホイールがベストマッチ。

ちなみにこの「ブロンズ」は(実際の製品では)アルマイト加工にて仕上げられ、塗装ではないのは「塗料による重量増加を嫌ったから」。

つまりはそれほどまでに軽量性を追求しているということになるのですが、かつてぼくもBMW Z3にこのホイールを(オフセット指定にて製作してもらった特注サイズにて)装着していたことがあり、しかしこれだけ軽量性を追求しているにもかかわらず、センターキャップの重量が80gもあったことを今でも覚えていて、ここはちょっと「えっ」となった部分です。

余談はさておき、詳細は記されていないものの、画像から判断するにF80に装着されたTE37は「前後異径」しかも2インチくらいの差があるように思われ、「フロント20、リア22」くらいのサイズ感なのかもしれません(TE37自体は24インチまでラインアップされている)。

さらにこのレンダリング作品では若干のローダウンがなされているようで、F80が本来持つ雰囲気が(様々な変更と相まって)大きく変わったようにも見えますね。

いずれにせよ、「E37は“どんな車も美しくする魔法のホイール」という評価がまたひとつ実証されたと言ってよく、フェラーリF80という希少かつ尖ったモデルにに対し、TE37の持つ普遍的なデザイン美が融合した作品だといえそうです。

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