| ここまで細部に至るこだわりが反映されているとは思わなかった |
しかもレトロなだけではなく最新テクノロジーや「キャデラック純正」テールランプも
さて、現在「納車まで2年待ち」という大人気の光岡バディを見てきたので紹介したいと思います(今注文しても、2023年9月〜12月の納車になる)。
この光岡バディはトヨタRAV4をベースにしたコンプリートカーということになり、2020年10月に発表、そして11月に予約が開始。
発表や予約開始当日はまったくサイトがつながらず、当時からその人気っぷりが伺えたわけですが、現在のところ年間生産台数を150台から300台に倍増したにもかかわらずに「納車二年待ち」という状況なのだそう。
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ちなみに光岡は2019年にこれもまた大きな話題を呼んだ「ロックスター」を発売(発表は2018年)しており、その余韻が残る中での(バディの)登場ということもあって、2021年には13年ぶりに年間累計受注台数が1,000台を超えた、とも報道されています。
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光岡バディはこんなクルマ
光岡バディは上述の通りトヨタRAV4をベースとしていますが、これは新車のRAV4をトヨタから仕入れ、その後に分解して独自のパーツを組み込んで製造するという手法を採用。
その工程は手作業にて行われるために生産台数が(リソース的に)制限されているわけですが、実車のクオリティは非常に高く、さすがは「(ショップではなく)国内10番目の、れっきとした自動車メーカー」が手掛けるだけはある、という印象(正直、その仕上げのレベルの高さには驚かされた)。
全長4,730ミリ、全幅1,870ミリ、全高1,685ミリというボディサイズを持ち、ドライブトレーンはRAV4と同一で2リッターガソリン、そして2.5リッター+ハイブリッドの2種、そしてそれぞれに4WDが用意されます。
価格は4,860,900円〜6,087,400円と安価ではないものの、このクルマを購入する人はなによりもその存在感にお金を投じているのだと思われ、金額を気にする人は少ないのかもしれません。
展示車のボディカラーは「ノースカロライナブルー(ツートンカラー)」で484,000円のオプション色。
なお、このオプション金額は「額だけを見ると」高額に思えますが、いったんRAV4を分解してこのカラーに改めてペイントしており(ヒンジ等までがペイントされているところを見れば、いかにこのクルマに手間がかけられたかがわかる)、さらにルーフをツートンカラーへと塗装しているため、そのぶんどうしてもコストが掛かってしまうわけですね(むしろ、よくこの金額でこれを実現できたなと思う)。
ちなみにボディカラーは「MJ」「スリラー」「グランジ」「ディープパープル」などアメリカのミュージックシーンを連想させるもの、そのほかにもアメリカを感じさせるネーミングを持つものが多いようですね。
BFオールテレーンタイヤとディーンクロスカントリー製アルミホイールは264,000円のオプションで、ホイールキャップの固定には高品質なヘキサボルトを使用するなど、そうとうなこだわりが感じられます。
光岡バディは単にレトロなだけのクルマではない
そしてバディ最大の特徴というとこのフロント。
アメリカ製SUVを連想させるデザインではありますが、縦2連ヘッドライトの上がロービーム、下がハイビーム。
グリルのルーバーにはLEDデイタイムランニングランプが内蔵されています。
ちょっとわかりにくいのですが、クロームのバンパー下部にある黒い部分にはウインカーとポジションランプが埋め込まれており、これは細く発光する「ダブルライン」。
もちろんLEDを用いていますが、レトロな中にも最新テクノロジーが用いられているわけですね。
クロームパーツには歪みが感じられず、高い精度がでているもよう。
パネルのチリも完璧に合わせられているようですね。
リアゲートに装着されるパネルは「ブラシ仕上げ」。
そしてこれを固定するのはブラッククローム調のヘキサボルトというこだわりよう。
「MITSUOKA」のフォントも質感が高く、光岡によって製造された部分のクオリティはについて、ベースとなるトヨタRAV4の品質とマッチしており、むしろそのクラフトマンシップによって「RAV4よりも高いレベルに達しているんじゃないか」とも感じます。
そして特筆すべきはこのテールランプで、これは「キャデラック風」ではなく、「本物のキャデラックのパーツ」なのだそう。
こちらも全然違和感なくボディに溶け込んでいます。
それにしても、クロームパーツと樹脂製のクラディングとの整合性をうまく取ったな・・・と感心させられますが、その存在感はハンパなく、ショールームの横を通り過ぎる人の多くもこのバディに視線を奪われており、ある意味ではスーパーカーよりも目立つ存在かもしれませんね。
光岡バディのインテリアはこうなっている
そしてこちらはバディのインテリア。
レザーインテリア(437,000円のオプション)が装着されており、こちらはレトロというよりは現代的な印象を受けます。
ちょっと光沢のあるレザーにボディカラー同色のライン、そしてコントラストステッチ。
ドアパネルも張り替えられてボディカラー同色レザーがあしらわれています。
ステアリングホイールのセンターパッドは「光岡」仕様。
そのほかの部分はRAV4に準ずるようにも見えますね。
その他の画像はFacebookページ「光岡バディ」に保存中です。
ミツオカ・バディを見てきた際の動画はこちら
光岡バディは「MITSUOKA 尼崎ショールーム」に展示中
なお、今回バディの展示車を見せていただいたのは光岡自動車直営、「MITSUOKA 尼崎ショールーム」。
複数のバディに4台のロックスターを置いており、大変親切に接していただき感謝いたします。
MITSUOKA 尼崎
住所:兵庫県尼崎市尾浜町1-30-6
電話:06-6415-8880
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