| レクサスの北米法人は日本とは異なり、若者をターゲットにしたプロモーションを行うことが多い |
さて、レクサスが公式にて「ゲーマーズIS」を製作しその姿を公開。
これはストリーマー、Fuslieのホストによって配信されたライブストリーム上て、544,000人もの視聴者から意見を募り、「こういった仕様にしてほしい」という意見をまとめあげ、それを実際のクルマとして実現させたもの。
なお、現在は各自動車メーカーともeスポーツに着目しており、フォードも同様に「ゲーマーからの意見を収集して作り上げたコンセプトカー」を公開していますね。
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レクサス「ゲーマーズIS」の仕様はこうなっている
そしてレクサス「ゲーマーズIS」についてですが、外装には「ゲームの画面」をイメージしたラッピングが施され、その雰囲気を一新することに。
ただしこのゲーマーズIS最大の特徴はそのインテリアにあり、まず助手席は取り外されて前面には大きなカーブモニターが装着されています。
さらにはリトラクタブルキーボード、3Dプリンターによって製造された専用のコントローラーも装備(センターコンソールも変更されている)。
つまり助手席が「ゲームコンソール化」しているということになりますね。
シート、ルーフには発行体が埋め込まれ、これらは「発光状態をプログラムできる」とのこと。
こちらが付属のコントローラー。
トランク内にはCPUを搭載。
まさに全身で「ゲーミング」を表現したレクサスISということになりますね。
レクサスはなぜこういったプロモーションを?
なお、今回のゲーミングレクサスは北米のレクサス法人によって企画されたもの。
よって日本のレクサスや他国のレクサス法人と連携したワールドワイドなものではなく、北米独自でのプロモーションということになりますが、そこには北米独自の事情もあるようです。
そして北米におけるレクサスの大きな命題の一つが「若者に受けること」。
そのためにSEMAへとカスタムカーを出展したり、若者が興味を持ちそうな分野そしてアーティストとのコラボレーションを行っているようですね。
過去にはアメリカ西海岸で人気の「シラチャソース(香味料)」とのコラボレーションといった変わり種も見られます。
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そのほかナイキ(エアフォースI)とのコラボによるレクサスUXも公開されていますが、こういった動きは日本のレクサス(”和”や上質さ、落ち着きを押し出しているように思える)とは大きく異る部分であり、北米ならではと言えそうです。
ただ、北米のレクサスも「若年層」にアピールすることを重視しているため、UXやISといった”若々しい”モデルを対象にキャンペーンを行うことが多いように見受けられます。
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参照:LEXUS