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トヨタ/レクサスの認証に関する不正が発覚、「あくまでも問題は認証であり車両は法規を満たしています。車両の使用を控える必要はありません」

トヨタ

| ダイハツの不祥事発覚後、トヨタ本体にもなんらかの問題が報告されるのではと言われていたが |

まさか予想された通りの展開になろうとは

さて、トヨタ自動車が「2014年以降に生産された7車種につき、国が定めた基準とは異なる方法で試験を実施していた」と発表。

ただしこれら7車種に関し、トヨタは「法規が定める性能は満たしている」とも強調しており、車両の使用を控える必要はないとも述べています。

なお、今回の発表については、今年1月に国土交通省からの実態調査指示を受け、自社内にて調査を実施した結果を公表したものですが、現在も調査は継続しており、よって対象車種はさらに拡大する可能性もありそうです。

問題となるのは現行モデルでは「カローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロス」

そして今回の発表によると、問題となっているのは現行車種だとカローラフィールダー、カローラアクシオ、ヤリスクロスの3車種で、トヨタは発表と同日(6月3日)に出荷と販売を停止していますが、今後の対応については「国土交通省の指導のものと、適切な対応を進める」としています。※販売終了車種だとクラウン、アイシス、シエンタ、レクサスRX

今回の問題について、簡単に言うと「国が定める方法とは異なる手法にて試験を実施し、そのやり方で社内的にOK(認証)を出してクルマを販売していた」ことが問題であり、日野、ダイハツ、豊田自動織機に続いての不祥事ということに。

そしてトヨタによれば今回の問題は「認証」のみにとどまり、この認証に関わるプロセスが問題であったと会見にて述べています。

まずはカスタマーファースト推進本部の宮本本部長のコメントは以下の通り。

まず、認証のプロセスについてですが、認証は、クルマを量産させていただくための、また、お客様に販売し、安全・安心にお使いいただくための最低限、かつ、最重要なプロセスだと思っております。

認証には、大きく分けて、3つのやり方があります。

1つは、試験時に、認証機関の審査官の方に立ち会っていただくもの。2つ目は、メーカーが自ら認証試験を実施し、そのデータを提出するもの。3つ目は、開発試験での有効なデータを認証データとして提出するものです。

今回、2つ目と3つ目のやり方で、問題がございました。

トヨタ自動車
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TOYOTA

続けて宮本本部長は「6つの事案において認証の問題があった」と述べて、その6つとは以下の通り。

  • 2014年、クラウンとアイシスのモデルチェンジの際に使用したエアバッグデータ
  • 2015年、カローラ開発時に確認した、歩行者とクルマとが衝突した際の頭部へのダメージデータ
  • 2015年、カローラ、シエンタ、クラウン開発時に確認した、歩行者とクルマとが衝突した際の頭部や脚部へのへのダメージデータ
  • 2014年のクラウン開発時、2015年のシエンタ開発時の燃料漏れ等の確認試験
  • 2020年、ヤリスクロス開発時に検証した衝突時の荷物移動データ
  • 2015年、レクサスRX開発時に行ったエンジン出力認証試験

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TOYOTA

現時点ではトヨタからのコメントtのとおり「現状の報告」にとどまっており、今後の対応については明かされていない状態ではありますが、追って何らかのアナウンスがなされるものと思われます。

トヨタ自動車が行った記者会見動画はこちら

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