| たしかに最近のホンダが発表するエレクトリックシリーズの名前は覚えにくく、その名を言われてもピンと来ない |
なぜホンダが現代においてハッシュタグに使えない記号をモデル名に入れたのかはわからない
さて、ホンダはエレクトリックSUV「e:Ny1」を発表したところですが、今回は電動スクーター「EM1e:」を欧州にて発表しています。
このEM1e:はホンダが欧州にてはじめて発売するエレクトリックスクーターですが、e:Ny1同様、その名称が覚えにくく打ちにくいと現地で話題となっているもよう(今の世の中であれば、もっとハッシュタグをつけやすい名称にしたほうがいいとは思う)。
なお、読みは「イーエムワンイー」もしくは「エムワンイー」になるかと思いますが、「EM」とは「Electric Moped(エレクトリックモペッド)」の略なのだそう。
-
ホンダが欧州でのEV第二弾「e:Ny1」を発表!ヴェゼル/HR-VのEV版、航続距離は412km。現地ではその名が「打ち込みにくく、発音しにくい」として話題に
| 覚えやすく、親しみやすい名称というのもヒット商品の一つの要件だと思われるが、この名称を採用した理由は明かされていない | 現在ホンダのEVは欧州、中国、北米、日本において個別に展開が進められている ...
続きを見る
ホンダは2025年までに10台のゼロエミッションスクーターとバイクを発売するとしていたが
なお、ホンダは先日「2025年までに10台のエレクトリックスクーターとバイクを発売する」としており、つい先日は中国で3モデルを発売したところ。
参考までに、ホンダは電動バイク/スクーターを3つに分類していて、それらは電動自転車=EB(最高速度25㎞/h以下)、電動モペット=EM(最高速度25~50km/h)、電動車=EV(最高速度50km/h以上)。
中国の3台はEB、そして今回のEM1e:は文字通りEMということになるかと思います。
-
ホンダが中国にてまさかの「スーパーカブ」「ダックス」「ズーマー」を電動バイク化!それぞれが専用設計を持ち「名前だけじゃなく」その特徴を隅々まで再現
| これらスーパーカブ、ダックス、ズーマーの電動モデルは中国だともっとも出力の低いカテゴリに分類されるもよう | 残念ながら、現在のところ日本での発売は計画されていない さて、ホンダの中国法人、本田技 ...
続きを見る
このEM1e:はインホイールモーターを持ち、その出力は2.3ps(1.7kW)、Econモードでは1.2ps(0.86kW)と小さく、最高速度は電子制御でわずか45kmhに制限されており、しかしトルクは90Nmもあるため、シグナルグランプリではほとんどのクルマに勝てるかもしれません。
EM1e:の一回の満充電あたり航続距離はわずか26kmにとどまりますが、ホンダによれば(メインターゲットとする)平均的な学生の1日の走行距離は30km程度だとしており、さらには集合住宅に住み、駐輪場にコンセントを確保できない場合であっても「取り外し式バッテリー」を採用することで容易に充電が可能だとされています。
ちなみにこのバッテリーの重量は約10kgで・・・。
家庭用充電器(270W、空冷式)はこんな感じ。
160分で25%から75%まで充電でき、2500回繰り返して使用ができるとアナウンスされています(ゼロからフル充電だと6時間)。
なお、シート下はバッテリーで占められるため、ヘルメットの収納は不可能(ヘルメットを収納する際には別売りのキャリーボックスを装着する必要がある)。
ただしフロントには原付スクーターのようにポケットが設けられ、ボトルなどちょっとした小物を収納することが可能。
欧州だと2人乗りが可能な部類となり、タンデム可能なシート、そして折りたたみ式ステップも。
現時点でホンダはEM1e:の価格を発表していないものの、同クラスの他社製品同様、日本円で40万円くらいになるのでは、と言われています。
合わせて読みたい、ホンダのマイクロモビリティ関連投稿
-
ホンダが電動バイクの拡大計画を発表!2030年までに年間350万台を販売し構成比率を15%に。なお、2輪はホンダの稼ぎ頭であり、全体の半分の利益を2輪で稼いでいた
| 確かに取り組まねばならない事業ではあるが、価格が高くなりすぎること、中国メーカーに対抗できないであろうことから「茨の道」だと考える | とにかく売れるか売れないかはその「価格」次第 さて、意外と少 ...
続きを見る
-
ホンダが社内ベンチャーから誕生した電動スクーター「ストリーモ(Striemo)」を発表!新会社も設立、価格26万円 / 限定300台にて先行抽選販売受付中
| ちょっと高いような気もするが、なかなかに面白い乗り物だと思う | 日本だとストリーモは第一種原付扱い、登録や乗車時のヘルメットが必要 さて、ホンダが事業創出プログラム「IGNITION(イグニッシ ...
続きを見る
-
3Dデザイナーがホンダ・モトコンポXL発表!かつてのモトコンポとは異なりフルサイズのバイクなるもボクシーなスタイルは健在
| ホンダはモトコンポの現代版を発売する可能性があるとも見られているが | エレクトリック時代になると、バイクの形はクルマ以上に変わりそうだ さて、3Dアーティスト、アラン・ウィリアムズ氏が「ホンダ・ ...
続きを見る