| ここまでランボルギーニを乗り継いでこれたのは幸運というより他はない |
このウラカンEVO RWDはボクが「もっともこだわった」ウラカンでもある
さて、早いものでランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの納車からはや1年が過ぎ去ったため、ここでその印象を述べてみたいと思います。
ちなみにぼくがはじめてランボルギーニを購入したのは2009年であり、つまりはもう13年くらいもランボルギーニに乗っているということになりますね。
さらにいうとポルシェに乗りはじめて20年が経過し、ポルシェ、そしてランボルギーニともその間(納車待ちの空白時間を抜きにすると)絶やすことなく乗り継ぐことができ、これはもう色々な事情に感謝するしかない、といった感じです。
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの満足度は非常に高い
そして最初にウラカンEVO RWDの満足度から述べておくと「非常に高い」というひとことに尽き、ウラカンEVO注文後そして納車後にも様々なスーパーカーを運転したものの、ウラカンEVO RWDの満足度や(ぼくの中での)優位性はまったく揺らいでいない、とも断言できます。
このウラカンEVO RWDはぼくにとって2台目のウラカンで、1台目のウラカンLP610-4を味わい尽くしてなお2台目を買ったということになり、それだけウラカンに対しては魅力を感じている、ということになるわけですね。
そしてウラカンEVO RWDについて高い満足度を(ぼくが感じる)理由としては、ウラカンLP610-4よりもいっそうアグレッシブになったスタイル(というかディティール)。
ぼくはかねてよりウラカンLP610-4のリヤビューがやや大人しいと感じていたので、ウラカンEVO RWDのリヤはぼくにとっての「ど真ん中ストレート」。
ちなみにウラカンLP610-4のデザイナーはフィリッポ・ペリーニ氏、ウラカンEVO RWDではミッチャ・ボルカート氏といった具合に変更があったものの、むしろミッチャ・ボルカート氏のデザインは「もともとウラカンはこうあるべきだった」というくらい(フェイスリフト前の)ウラカンのデザインと整合性が高く、しかもそのレベルを押し上げているように思います。
それに加え、今回ぼくはアドペルソナム(ランボルギーニのパーソナリゼーションプログラム)にて160万円を投じてボディカラーに「ブルー・ル・マン」を選んでおり、これもまた満足度が高い理由の一つ。
基本的にぼくは「自分仕様」にてクルマをオーダーすることに魅力を感じており、それはやはり一つの達成感を得られるから。
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たとえ金額的に高くなったとしても、「ランボルギーニに、自分の考えた、世界に一台しかない仕様のクルマを作ってもらった」という満足感は非常に大きく、そしてそれが人生の糧になっていることは間違いない、とも考えています。
そしてこのブルーは非常に美しく、このクルマを見るたびに「ブルー・ル・マンを選んで良かったな」と実感させられることになります。
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そのほかのオプションにも概ね満足
ちなみにぼくはウラカンEVO RWDに対し、約490万円程度のオプションを装着していますが、まずこちらは選択したオプションの一覧。
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDに装着したオプション一覧
オプション装備(合計4,895,770円)
ボディカラー(Blu Le Mans)1,596,540円
ライフスタイルパック+ドライバーパック 631,620円
・盗難防止システム
・フロント&リアパーキングセンサー
・リフティングシステム
・透明エンジンボンネット
・マグネトレオロジカルサスペンション
スマートフォンインターフェース 406,780円
Narvi 20インチホイール(シャイニーブラック) 602,580円
カーボンセラミックブレーキ+オレンジキャリパー 316,320円
スタイルパッケージ(ハイグロスブラック)225,940円
リアバンパーハイグロス/リアディフューザーボディカラー 標準
ユニカラーレザー 標準
カラーステッチ 105,490円
マルチファンクションステアリング 標準
オプションステッチ(ステアリングホイール)30,140円
オレンジシートベルト 188,430円
センソナム 610,170円
リヤビューカメラ 241,010円
そしてオプションについてはちょっとだけ後悔しているところがあり、それは「もうちょっとインテリアについて手間をかければ良かったな」ということ。
発注時には「レトロなスーパーカー」をイメージし、あえて地味めな仕様を選んだわけですが、実際に納車されると「地味過ぎたかな・・・」とも考えていて、もうちょっと刺激を求めても良かったかもしれません。
具体的には、シートやドアインナーパネルにブルーのアクセントを入れたりしても良かったんじゃないかということですが、これについてはそこまで深刻に悩んでいるわけではなく、「ちょっとした後悔」程度となっています(いざとなれば、樹脂部分をペイントするなり、なんらかのカスタムも可能ではある)。
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やはりウラカンの大きな魅力は5.2リッター自然吸気V10エンジンの奏でるサウンド
そして特筆すべきはウラカンEVO RWDに積まれる「自然吸気」5.2リッターV10エンジンのサウンド。
今や圧倒的少数派となった大排気量エンジンですが、低回転から高回転までしびれるような音を奏でてくれる、と思います。
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利便性や快適性も申し分ない
そして利便性についていうと、「ぼくにとっては問題のない」レベル。
もともとウラカンLP610-4にてその収納スペースなどを理解しており、なんら不満なく使用していたので(ウラカンEVO RWDの収納スペースに不満を感じないのは)当然といえば当然かもしれません。
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そして運転のしやすさも申し分なく、低いダッシュボード、サイドウインドウ前方に設けられた三角窓、前方に突き出てから外に広がることで広い範囲を映すドアミラーなど非常によく考えられた内装を持っていて、このあたりはポルシェ911や718ケイマン / ボクスターよりも優れる視界を持つんじゃないかという印象です(ただしウラカンでは斜め後方、真後ろの視界はかなり悪い)。
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そのほか、フロントにはスイッチひとつで車高を4センチほど上げることができるフロントリフターが備わり、これもまた「ありがたい」装備の一つ。
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快適性についても「普通に乗る」ことができる許容範囲内だと考えていますが、ウラカンEVO RWDは(4WDモデルの)ウラカンEVOに比較して足回りが固く設定されているようで、以前に乗っていたウラカンLP610-4に比較しても相当に締め上げられているようですね。
納車直後はその硬さに戸惑ったものの、今ではすっかり慣れてしまっています。
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そのほか、オプションにてパーキングセンサーやバックカメラを装着しているので駐車時に困ることはなく、しかし内装についてちょっと不満を述べるならば、やはり最新のクルマに比較するとインフォテイメントシステムやアンビエントライトなど、「コミュニケーション」といった部分で遅れを取っていること。
ランボルギーニもそれを理解しており、ウラカンEVO系ではそれらを強化しているものの、基本設計の年次を考えるとちょっと限界もあったようですね。
燃費については現在リッター7キロ前後(納車直後から伸びている)、直近の平均燃費ではリッター8.1キロを記録していて、望外に燃費が優れるように思います。
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逆に不便さを感じるのは、ドアが長く、かつ先端尖っているので、周囲のクルマや壁に当てないように注意する必要があること。
そしてサイドシルが車両の外側に向けて大きく張り出していて、乗降時にはこれをまたがねばならないということくらいです。
参考までにですが、さすがにアウディの血が多く流れているということもあり、以前に乗っていたウラカンLP610-4、そしてこのウラカンEVO RWDともに「トラブルフリー」です。
ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDの印象について述べる動画はこちら
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