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【世界初?】あのランボルギーニ・セスト・エレメントが“公道走行可能”に?ランザンテがグッドウッドで秘密裏に披露【動画】

【世界初?】あのランボルギーニ・セスト・エレメントが“公道走行可能”に?ランザンテがグッドウッドで秘密裏に披露【動画】

カーボンの塊「セスト・エレメント」がついに“公道へ”

かつてドバイの公道上にて走行するという目撃例があったが

2010年にランボルギーニが発表した「セスト・エレメント(Sesto Elemento)」。

ガヤルドをベースにしたこの超限定モデルは、5.2リッターV10エンジンを562馬力にまでチューンして搭載し、車体・ボディ・ドライブシャフト・ホイールまですべてがカーボンファイバー製。

その結果、車重はたったの999kgという驚異的な軽さを実現することが可能となったものの、オーディオもエアコンも搭載されないピュアなクルマとなってしまい、そのほかにも公道を走行するための保安部品が装備されないため「合法に登録できず公道走行は不可」。

全世界でわずか20台しか製造されなかったという希少性もあり、公道で見かけることなど夢のまた夢というクルマです。

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ランボルギーニ・セスト・エレメント
ランボルギーニ・ミュージアムにて。「全部カーボン」セスト・エレメントの画像

| そのインパクトはハンパではなかった | ランボルギーニ・ミュージアム(ムゼオ・ランボルギーニ/ランボルギーニ博物館)に展示されている「セスト・エレメント」。こちらも異様な雰囲気を放つ一台で、フルカ ...

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グッドウッドで“ナンバープレート付き”が目撃される

しかし2025年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて、なんと「ナンバー付き」のセスト・エレメントが目撃され、これはどうやら英国の名門レーシングカービルダー、「ランザンテ(Lanzante)」が手がけた1台であるもよう。

TikTokユーザー「jonnys.nb」によって投稿された動画には、ナンバープレート付きのセスト・エレメントが英国内の公道を走る姿が映されていて、キャプションには「Road legal Sesto Elemento(公道仕様のセスト・エレメント)」との記述があり、動画を見る限りだと外観上は2010年のオリジナルと大きな違いは見受けられないものの、しかしちゃんとしたナンバーが付いているということは、何らかの形で法規制をクリアしているのだと考えられます。

@jonnys.nb Road legal Sesto Elemento (featuring Zonda R noises 🫣) #lanzante #lamborghini #sestoelemento #cars #cartok #supercar #hypercar #goodwood #fos ♬ Originalton - Uriell.edits✝️

ランボルギーニ・セスト・エレメントが3億円で中古市場に登場!限定20台、内外装ほぼカーボン、重量999kg、570馬力のスーパースポーツ
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グッドウッド・ヒルクライムにも登場済み

さらに、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードの公式SNSアカウントでもこのセスト・エレメントの走行風景が「ランザンテによるもの」というキャプションとともに紹介されており、登場した個体がランザンテにて「公道コンバートされた」個体であることがほぼ確定。

ヒルクライムにも参加しており、その勇姿が世界中のエンスージアストたちを驚かせているというのが現在の状況です。

「ランザンテ」の実績と信頼性

なお、ランザンテはマクラーレンF1をル・マン24時間レース向けに改装し、そのクルマ(59号車)が優勝したことからマクラーレンによる「お墨付き」をもらっており、これまでもマクラーレンP1 GTRやセナGTRの公道化を「半ば公式」にて行うなど、サーキット専用車のロードコンバージョンにおいて世界的な実績を持つスペシャリスト(そのほかにもアストンマーティン・ヴァルカン、ポルシェ935など多数のサーキット専用車を公道向けにカスタムしている)。

ランザンテが“3人乗りスーパーカー”「95-59」を発表。マクラーレンF1の精神を現代に蘇らせた最新モデル、850馬力超えのV8搭載
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今回のセスト・エレメントも、ランザンテがその経験を活かし、英国の法規に則って改造・登録を行ったものだと考えられ、となると世界で初めての「合法的に公道を走れるセスト・エレメント」なのかもしれません。

そのほか、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FoS)ではこんなクルマが走っている

そこで現在3日めを迎えたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて走ってきたクルマのうち、とくに注意をひく車両を紹介してみたいと思いますが、まずはレクサスLFA(トヨタ GTプロトタイプ)。

トヨタ GR GT3あるいはレクサスLFRがグッドウッドに登場。「バージョン違い」2台が走る【動画】
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BMW ビジョン・ドライビング・エクスペリエンス。

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ケーニグセグが新型ハイパーカー「Sadair’s Spear」を発表。30台限定、サーキット最速を狙う1625馬力のモンスター
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