| 今回の生産終了がカマロの「最後」ではないというが |
すでに次世代カマロに関しては「SUV化」「ピュアエレクトリック」など様々な噂があるようだ
さて、シボレーは第6世代のカマロの生産を(2024年をもって)終了させると発表したところではありますが、今回生産終了前の記念モデルとして専用ボディカラーを持つ「コレクターズ・エディション」を発売すると発表。
これはパンサー(Panther)のコードネームに敬意を表したもので、外装色にはカマロ初のマット塗装が用いられることに。
なお、北米ではLT/RS、LT1、SS、ZL1グレードにそれぞれこの特別仕様車が設定されるといい、ZL1だと350台のみが限定生産される、とアナウンスされています。
シボレー・カマロ・コレクターズ・エディション
このカマロ・コレクターズ・エディションはそれぞれのグレードによって仕様が異なるそうですが(今回配布された公式フォトは”ZL1”グレード)、ZL1だとフロントスプリッターとリアウィングが装着され、インテリアではステアリングホイールにシリアルナンバーの入るプレートが装着される、とのこと。
ボディカラーにはパンサー・ブラック・メタリックが採用され、そこへパンサー・ブラック・マットのストライプがアクセントとして用いられ、ブレーキキャリパーはレッドにペイントされるようですね。
さらにカマロZL1コレクターズ・エディションには、専用デザインの「Canfield Sport」44mm腕時計(車両と同じシリアルナンバー入り)が付属するそうですが、文字盤にはカマロのロゴが、そしてストラップにはパンサーが刻印される、と紹介されています。※すべてのカマロ・コレクターズ・エディションにはウエルカムキットが付属する
カマロ・コレクターズ・エディションLT/RS、LT1、SSもZL1グレードと同じカラーリングを採用し、ホイールは20インチのサテンブラックホイールもしくはオプションにてポリッシュ仕上げの鍛造ホイールも選択可能。
細部の画像はないものの、「パンサー」をあちこちに配していると紹介されており、フロントグリルやステアリングホイールにもパンサー(ヒョウ)が用いられているのだそう。
シボレーは、6月15日からこれらカマロ・コレクターズ・エディションの注文を受け付け、納車は夏の終わり頃から開始されると述べていますが、日本に割当があるかどうかは不明です。
価格については、最もベーシックはカマロ・コレクターズ・エディションLTで39,440ドル、カマロ・コレクターズ・エディションLTでは49,890ドル(いずれも諸費用抜き)だとアナウンスされています。
なお、これにて第6世代のカマロは一旦その生涯を終えることになりますが、カマロは一時期非常に人気のあったアメリカンマッスルカーのひとつであったものの、マスタングやダッジ・チャージャーなどのライバルに対して存在感を発揮できず、結果的に大きく販売を落としてしまい、今回の「終了」という判断になったのだと報じられています。
ただ、シボレーはカマロについて「必ず戻ってくる」ともコメントしており、第7世代のカマロの発表がなされるのを待ちたいものですね。
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