| ここまで高い芸術性を持つクルマもほかになく、中古市場だといったいどれくらいの価格になるのか想像もつかない |
その美しさはユートピアに受け継がれたようだ
さて、パガーニがは昨年6月にウアイラの最終モデル「コーダルンガ」を発売していますが、今回は5台限定のうち2台めのコーダルンガを納車した、と公式Facebookページにて発表することに。
ちなみに1台目はロシアのチューナー「トップカー」創業者であるオレグ・エゴロフ氏へと納車されたもので、そちらはメタリックグレーの外板色にブラウンレザーを持っており、そして今回の個体はゴールドっぽいシルバーにやはりブラウンの内装を組み合わせていて、テールのストライプとあわせて両者とも比較的近い仕様を持っているようですね。
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ウアイラ・コーダルンガはやはりクラシカル
ウアイラ・コーダルンガのデザインは1960年代のレーシングカーへのオマージュだといい、すべては「足し算」ではなく「引き算」によって進められたとアナウンスされていますが、たしかにウアイラBCのようなエアロフリックなども装着されずにシンプルそしてエレガントなルックスを持っています。
コーダルンガとはイタリア語で「長い尾(テール)」を意味し、その名にふさわしく、ベースモデルのバージョンより360mm長いテールを持っていて、このテールのおかげで美しくエレガントなルックスを実現し、もちろん高い空力性能を誇ることに。
リアフェースにはグリルがなく、パガーニのトレードマークとも言えるクワッドテールパイプ(セラミックコート済み)が突き出しており、このエキゾーストシステムの重量はわずか4.4kgにとどまります。※車体重量は1,290kg、搭載されるのは最高出力840ps、最大トルク811ps / 1,100Nmを発生させるツインターボV12エンジン
なお、画像を見るとブラックのラインに見える部分はカーボンファイバー、ゴールド部分にもうっすらとカーボンファイバーの織柄が見えるので、このゴールドはかなり繊細な仕上げがなされているのかもしれません。
ちなみにウアイラ・コーダルンガ発表時に公開された個体はライトブルーにゴールドのホイール、テールには「ストライプなし」という仕様を持っていて、しかしいずれのコーダルンガもクラシカルな雰囲気を醸し出していることは共通しています。
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ウアイラ・コーダルンガのインテリアはさらにクラシカル
そしてこちらは「2台めの」ウアイラ・コーダルンガのインテリア。
ブラウンレザーにポリッシュ仕上げのアルミニウムがなんともエレガントな雰囲気を醸し出しており、シートセンターはいっそうクラシックなファブリック仕上げ。
そしてレザーもヴィンテージ調の仕上げがなされたものを使用しているようですね。
このウアイラ・コーダルンガは、2018年に2人のクライアントがパガーニに対し「こんなクルマを作りたい」と持ちかけたことからプロジェクトが始まったといい、その後2年の歳月をかけてコンセプトを確定し、さらには世界中の法規に適合するように調整を繰り返した後、ようやく2022年6月にデビューを飾っています。
発表時には予定生産台数の5台全てが完売している状態ですが、今回の「2台目」ののち、さらに3台を作ることになり、追ってそれぞれが公開されることになるものと思われます。
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