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| BMWは今後、スカイトップやスピードトップのような少量生産モデルを「一つのビジネス」として展開するのかも |
「細長いテールランプ」はBMWの特別なモデルの象徴となりそうだ
BMWは、イタリアのコモ湖で開催されるコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステにて「コンセプト・スピードトップを」初公開。
これは昨年同じ場で発表され、その後生産に移された「スカイトップ」のシューティングブレーク版で、スカイトップ同様にV字型のシャークノーズ・フロントエンド、それにマッチしたヘッドライト、そしてイルミネーショングリルを備えていますが、その一方で「オープンではなくステーションワゴン状の」車体後部を備えます。
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BMW スピードトップコンセプトはこんなクルマ
そこで今回発表されたスピードトップコンセプトを見てみると、まずルーフはそのボディ形状を強調するかのように「ツートンカラー」。
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「フローティング・サンストーン・マルーン」と「フローティング・サンダウン・シルバー」による繊細なグラデーションカラーにて構成され・・・。
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フロント中央の「スプライン」エレメントはボンネットからルーフ、そしてスポイラーへと流れ、ホイールハウスにはこの車のために特別に設計された特別なツートンカラーの14本スポークホイールが収まっています。
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なお、 BMWは具体的なスペックを明かしていないものの、スピードトップにはBMWが現在提供する中で最もパワフルなV8エンジンが搭載されるとしている可能性が高く、おそらく、スカイトップと同じツインターボ4.4リッターV8エンジンを有するものと思われます。
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そして何よりも素晴らしいのは、スピードトップが単なるコンセプトカーではなく、BMWはがスピードトップを富裕層向けに70台製造する予定だと発表したこと。
価格は不明ですが、一般の自動車愛好家には手の届かない価格になることは間違いなさそうですね。
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「昨年、コモ湖で開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステでBMWコンセプト・スカイトップが発表され、愛好家や自動車愛好家の間で大きな反響を呼びました。このモデルは50台限定で生産されます。ご好評をいただき、今年はBMWコンセプト・スピードトップを70台限定で販売することを決定しました。この特別な車は現在ご注文を受け付けております。コレクターや愛好家の皆様に、また新たな限定モデルをご提供できることを大変嬉しく思います。」
BMWブランド・プロダクトマネジメント担当上級副社長 ベルント・ケルバー
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BMW スピードトップコンセプトはこんなインテリアを持っている
スピードトップコンセプトのインテリアに移すと、やはりサンダウンマルーンとムーンストーンホワイトのツートンレザー仕上げ。
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エクステリアと同じフローティングサンストーンマルーンが、キャビンの一部のパーツにも採用されています。エクステリアと同じ「スプライン」のディテールは、ツートンレザーのヘッドライナーに投影されたライトビームにも反映されています。
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同じレザーと照明エレメントがトランクにも採用され、分割式のラゲッジコンパートメントによって”さらに広いスペース”が確保。
もちろん、スピードトップには、これらコンパートメントにもぴったり収まるカスタムメイドのバッグが付属します。
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この新型BMWコンセプト・スピードトップの実車はコンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステで世界初公開される予定ですが、70台すべてには「買い手」がすでに決まっているのかもしれませんね。
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