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ついに新時代へ、BMWがアルピナの「今後の計画」を公式発表。完全な独立ブランドとして機能しBMWとは「差別化」を図る

ついに新時代へ、BMWがアルピナの「今後の計画」を公式発表。完全な独立ブランドとして機能しBMWとは「差別化」を図る

| 現時点では具体的な「新型アルピナ」についての発表はない |

【この記事の要約】

  • 2026年1月1日より、アルピナはBMWグループの完全な「独立ブランド」として始動(BMW、M、MINI、ロールス・ロイスと並ぶ第5のブランドへ)
  • 元ポールスターのデザイン責任者が指揮を執り、アルピナ独自の「控えめな高性能」をさらに追求
  • 商標登録から、新型「XB8」の存在が浮上。物議を醸した「BMW XM」に代わる新たなフラッグシップSUVか
【ついに完全内製化へ】BMWが新しいアルピナロゴを商標登録、2026年からアルピナをBMW本体で生産開始か?
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なぜBMWファンは「アルピナ」を特別視し続けるのか?

BMWファンにとって「アルピナ(Alpina)」の名は単なるチューニングメーカー以上の意味を持っており、それは1965年の創業以来、BMW公認の「自動車メーカー」としてMモデルとは異なる「圧倒的な洗練」と「控えめな高性能」追求し続けてきたから。

アルピナ創業者、ブルカルド・ボヴェンシーペンが87歳で亡くなる。プライベートによる改造がBMWに認められ公認チューナーに、そして後には自動車メーカーに
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これまでアルピナは年間数千台という極めて限定的な生産体制を守ってきたものの、2022年に発表されたBMWによる商標権の買収がいよいよ2026年1月をもって完了し、これによってアルピナはBMWグループ内の独立したプレミアムブランドとして、新たなステージへと踏み出すこととなるわけですね。

「希少性が失われるのではないか?」というファンの不安に対し、BMWが提示した「答え」とは何だったのか、ここで今回の発表の内容を見てみたいと思います。


新生「BMW Alpina」が歩む新たな2つの道

今後の体制では、従来のアルピナ(ボーフェンジーペン家)が車両開発の一部やパーツ・アクセサリー部門を担当し続ける一方、車両の製造とブランド管理はBMWが主導するとのこと。

1. 生産能力の拡大と「手の届くアルピナ」

これまでアルピナ車は非常に手に入りにくい存在でしたが、BMWの製造ラインを本格活用することで生産能力が劇的に向上します。

現在は「XB7」や「B8 Gran Coupe」といったハイエンドモデルが中心ではあるものの、今後は3シリーズベースの「B3」などの人気モデルが、より広い市場(特に北米など)で展開されることが期待されています。※ただし今後も現在の命名法則が適用されるかは不明であり、BMWのモデルとは大きく差別化が図られる可能性がある

2. 独自のデザイン言語:元ポールスターの鬼才を招聘

新生アルピナのデザインを統括するのは、昨年BMWに引き抜かれたマクシミリアン・ミッソーニ氏(元ポールスター・デザイン責任者)。

アルピナの象徴である「20本スポークのマルチスポークホイール」や「サイドデカール」といった伝統を守りつつ、次世代のラグジュアリーをどう表現するのか、ミッソーニ氏の手腕に注目が集まっています。

BMW
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車種概要:衝撃の「XB8」登場?フラッグシップの再定義

現時点では新型車に関する具体的な発表はなされておらず、しかしBMWが2025年12月に出願した商標登録から判明したのが「BMW Alpina XB8」なる商標。

これを見るに、今後もアルピナが現在の命名法則を採用するということ、しかし現在のBMWの穴を埋めるニッチなモデルを投入する可能性が推測され、おそらくは「台数を追求するのではなく、利益単価の厚い高価格モデルのみに絞って」展開するのかもしれません(ただし生産能力を増強する可能性が指摘されているので、戦略の詳細については今後の発表を待つしかない)。

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新型「XB8」と現行ラインナップの動向

モデル名立ち位置・予測特徴
XB8 (新型)フラッグシップSUV賛否両論あった「BMW XM」に代わる、アルピナ流の超高級・高性能SUVか。
XB7既存フラッグシップX7をベースにした3列シート快速SUV。継続販売。
B8 Gran Coupe既存フラッグシップ8シリーズをベースにした、最も優雅な4ドアクーペ。
B3 / D3 S主力ミドルクラス3シリーズベース。生産拡大による販売増の鍵。

特にXB8は、BMWが「M」ブランドで追求したアグレッシブな方向性とは真逆の、「極上の乗り心地」と「圧倒的な静粛性」を備えた超弩級SUVになると予想されており、新生アルピナの方向性を示す「第一弾」となるのかもしれません。

BMW-Alpina

Image:BMW


結論:アルピナは「洗練された成功者」の象徴であり続ける

今回の完全統合によって、アルピナは「知る人ぞ知る名門」から、「BMWグループのラグジュアリーを象徴するブランド」へと進化することとなり、ハードコアなスポーツ性能を追求する「BMW M」に対し、アルピナは「300km/hで巡航しても同乗者が眠っていられるほどの快適性」をブランドの核に据え続けるものと思われます。

BMWグループの潤沢なリソース、そしてアルピナのクラフトマンシップが融合する2026年。

ぼくらが目にするのは、ポルシェやベントレーをも脅かす、新しいラグジュアリーの形なのかもしれません。

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参照:BMW

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