>ルノー/アルピーヌ

ルノーが新型5(サンク)のプロトタイプを発表。偽装付きながらもその下には生産モデル同様の車体が潜み、発表まではカウントダウン状態か

ルノーが新型5(サンク)のプロトタイプを発表。偽装付きながらもその下には生産モデル同様の車体が潜み、発表まではカウントダウン状態か

| 新型ルノーR5のカモフラージュはまさかのトロン(ワイヤーフレーム)風 |

おそらくR5は訴求力のあるデザイン、そして競争力のある価格とともに登場することになるだろう

さて、ルノーが復活を企てている「5(サンク)」のプロトタイプが正式に公開。

この”新型”サンクはピュアエレクトリックモデルとなり、現在はR5という名称にて呼ばれていますが、今回マットブラックのボディにレッドもしくはイエローにてボディのハイライトが示されたデザインとともに紹介されています。※市販時の名称は現時点では判明していない

ルノー5プロトタイプ
ルノーが「5(サンク)」をEVとして復活させると発表しプロトタイプを公開!過去の資産をリバイバルし革命を起こす「Renaulution」計画も公表

| この新しい「ルノー5(サンク)」はちょっと欲しい | さて、つい先日「ルノーは”5”をEVとして復活させる計画がある」と報じられたばかりですが、イキナリその「ルノー5プロトタイプ」の画像そして実車 ...

続きを見る

新型ルノーR5はこんなクルマに

そこでこのルノーR5がどんなクルマなのかを(わかっている範囲で)振り返ってみると、まずは次期日産マーチも採用することが決まっている(ルノー=日産・三菱アライアンス間で共有される)電気自動車専用のCMF-BEVアーキテクチャをベースにするとアナウンスされています。

これはいわゆるスケートボード型シャシー構造となりますが、コンパクトカー専用に設計されており、バッテリー容量は40kWh(上位モデルは52kWh)、フロントに搭載されるエレクトリックモーターは136馬力を発生させることになるもよう。

Renault-R5 (3)

日産がマイクラ(マーチ)後継となるピュアEVをプレビュー!ルノーの工場で作られアルピーヌとも兄弟となることが明らかに。もしかすると「ホットハッチ」の誕生に?
日産がマイクラ(マーチ)後継となるピュアEVをプレビュー!ルノーの工場で作られアルピーヌとも兄弟となることが明らかに。もしかすると「ホットハッチ」の誕生に?

| ルノー・日産・三菱アライアンスが発表したロードマップはトヨタを強く意識しているようにも思える | うがった見方をすれば、それは株価対策だとも言えそうだ さて、日産が「ルノー・日産・三菱アライアンス ...

続きを見る

その姿はすでに「5コンセプト」として公開済みとなっており、まずこちらは5コンセプト。

Renault-5-Prototype (5)

そしてこちらが今回公開されたプロトタイプ。

フロントバンパー形状が変更され、それに伴ってヘッドライトやエアインテークにも修正が入り、前後フェンダーの膨らみがやや小さく、そしてドアミラーが現実的なサイズに、さらにドアハンドルもコンベンショナルなアイロン型となっていますが、全体的な雰囲気、ディティールは「かなり5コンセプトに近い」と言って良いかと思います。

Renault-R5 (6)

ルノーはこのR5について「1972年に登場した初代、1984年の二代目5(サンク)を強く意識した」とも語っており、しかしもちろん単なるリバイバルではなく固有の個性を持っているようにも。

全長は3.92メートルなので4メートルを超えるルーテシアよりも小さく、つまり「非常にコンパクトなクルマ」ということになりますね。

ただし上述の「ピュアエレクトリックモデル専用プラットフォーム」、さらにはフロントモーターという利点を活かして(コンパクトな車体にもかかわらず)広々とした車内を実現するものと思われます。

Renault-R5 (2)

なお、今回インテリアの画像は公開されておらず、ただし5コンセプト同様であるならば(こちらもインテリアが明確に示されていないものの)薄型の透明メーター(+インフォテイメントディスプレイ)を持つことになるものと思われ、かつミニマルなデザインとサステナブル素材といった要素も盛り込まれそう。

ちなみにこれらR5のプロトタイプが作られたのはパリ近郊にルノーが所有するテクノセンターで、この施設は25年前に「プロトタイプ生産施設」としてオープンした、とのこと(さすがルノー)。

Renault-R5 (5)

そして施設内にある工場は、実際に量産を担当する工場と同じ設備を持っており、該当車両の(実際の)製造工程を擬似的に作り上げることが出来るとされ、今後のテストそして検証のため、本生産同様の工程にて今回の試作車2台を含む60台以上の車両を製造する、ともアナウンスされています(本生産はフランス北部のドゥエ工場で行われる)。

なお、このR5につき、欧州ではゾエの後継モデルという位置づけとなり、ターゲットプラスは25,000ユーロに設定され、つまりは(2025年登場予定の)フォルクスワーゲンID.2とダイレクトに競合することになるのかも。

VWが「2万5000ドル以下の」エントリーEV、ID.2 allを公開!「ゴルフより広い室内、ポロと同じくらい求めやすい価格」を実現し2025年に発売へ
VWが「2万5000ドル以下の」エントリーEV、ID.2 allを公開!「ゴルフより広い室内、ポロと同じくらい求めやすい価格」を実現し2025年に発売へ

| コンパクトEVは仁義なき価格戦争へと突入、既存自動車メーカーはテスラや中国車に対抗する必要に迫られる | ID.2 ALLでは「未来っぽさ」よりも「親しみやすさ」が追求されているもよう さて、フォ ...

続きを見る

さらにルノーのハイパフォーマンスブランド、アルピーヌからは、このR5のハイパフォーマンスモデル(A290_Bコンセプトにて予告されている)が登場することもわかっており、続報に期待したいところですね。

アルピーヌがホットハッチ「A290_β コンセプト」を発表!過去のレーシングカーや名車にヒントを得たデザインを持ち、なんとセンターシートレイアウト
アルピーヌがホットハッチ「A290_β コンセプト」を発表!過去のレーシングカーや名車にヒントを得たデザインを持ち、なんとセンターシートレイアウト

| できればこのまま発売してほしいとは思うが、それはさすがに難しそう | アルピーヌは1976年にホットハッチ「ルノー5アルピーヌ」を発売している さて、アルピーヌが先日予告した新型ホットハッチ、「ア ...

続きを見る

あわせて読みたい、ルノー5関連投稿

やっぱりフランス人は過激だった・・・。ルノー5のエレクトロモッド、「R5ディアマン」公開、モチーフは家具と宝石。これはもうクルマじゃないな・・・
やっぱりフランス人は過激だった・・・。ルノー5のエレクトロモッド、「R5ディアマン」公開、モチーフは家具と宝石。これはもうクルマじゃないな・・・

| フランス人にはクルマと建築、家具や宝石との境界線がないらしい | ある意味では斬新な考え方を持っていると思う さて、ルノーが公式プロジェクトとしてルノー5(サンク)のエレクトロモッド「ルノー5ディ ...

続きを見る

スゴいの出た!ルノー5ターボのレストモッド「R5 T3」。コストを度外視し、限られた人のみに提供するとあって芸術作品のような仕上がりだ
スゴいの出た!ルノー5ターボのレストモッド「R5 T3」。コストを度外視し、限られた人のみに提供するとあって芸術作品のような仕上がりだ

| 思っていたよりもずっと「5ターボ」、そしてずっと高品質なクルマだった | このR5 T3はレジェンデ・オートモビルズ第一号、おそらくは第二弾、第三弾が続くと思われる さて、先日「ルノー5ターボをレ ...

続きを見る

パリMSで発表された超過激マシン、ルノーR5ターボ3E。どうやら市販をもっとも望んでいるのは消費者ではなくルノーのCEOその人であったようだ
パリMSで発表された超過激マシン、ルノーR5ターボ3E。どうやら市販をもっとも望んでいるのは消費者ではなくルノーのCEO、ルカ・デ・メオその人であったようだ

| ただし現時点では資金を捻出できない | 消費者が十分な熱意を見せれば市販化への道が拓けるかも さて、先日ルノーは超過激なエレクトリックホットハッチ、「R5ターボ3E」を発表していますが、これはかの ...

続きを見る

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ルノー/アルピーヌ
-, , , ,