| 新型ルノーR5のカモフラージュはまさかのトロン(ワイヤーフレーム)風 |
おそらくR5は訴求力のあるデザイン、そして競争力のある価格とともに登場することになるだろう
さて、ルノーが復活を企てている「5(サンク)」のプロトタイプが正式に公開。
この”新型”サンクはピュアエレクトリックモデルとなり、現在はR5という名称にて呼ばれていますが、今回マットブラックのボディにレッドもしくはイエローにてボディのハイライトが示されたデザインとともに紹介されています。※市販時の名称は現時点では判明していない
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新型ルノーR5はこんなクルマに
そこでこのルノーR5がどんなクルマなのかを(わかっている範囲で)振り返ってみると、まずは次期日産マーチも採用することが決まっている(ルノー=日産・三菱アライアンス間で共有される)電気自動車専用のCMF-BEVアーキテクチャをベースにするとアナウンスされています。
これはいわゆるスケートボード型シャシー構造となりますが、コンパクトカー専用に設計されており、バッテリー容量は40kWh(上位モデルは52kWh)、フロントに搭載されるエレクトリックモーターは136馬力を発生させることになるもよう。
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その姿はすでに「5コンセプト」として公開済みとなっており、まずこちらは5コンセプト。
そしてこちらが今回公開されたプロトタイプ。
フロントバンパー形状が変更され、それに伴ってヘッドライトやエアインテークにも修正が入り、前後フェンダーの膨らみがやや小さく、そしてドアミラーが現実的なサイズに、さらにドアハンドルもコンベンショナルなアイロン型となっていますが、全体的な雰囲気、ディティールは「かなり5コンセプトに近い」と言って良いかと思います。
ルノーはこのR5について「1972年に登場した初代、1984年の二代目5(サンク)を強く意識した」とも語っており、しかしもちろん単なるリバイバルではなく固有の個性を持っているようにも。
全長は3.92メートルなので4メートルを超えるルーテシアよりも小さく、つまり「非常にコンパクトなクルマ」ということになりますね。
ただし上述の「ピュアエレクトリックモデル専用プラットフォーム」、さらにはフロントモーターという利点を活かして(コンパクトな車体にもかかわらず)広々とした車内を実現するものと思われます。
なお、今回インテリアの画像は公開されておらず、ただし5コンセプト同様であるならば(こちらもインテリアが明確に示されていないものの)薄型の透明メーター(+インフォテイメントディスプレイ)を持つことになるものと思われ、かつミニマルなデザインとサステナブル素材といった要素も盛り込まれそう。
ちなみにこれらR5のプロトタイプが作られたのはパリ近郊にルノーが所有するテクノセンターで、この施設は25年前に「プロトタイプ生産施設」としてオープンした、とのこと(さすがルノー)。
そして施設内にある工場は、実際に量産を担当する工場と同じ設備を持っており、該当車両の(実際の)製造工程を擬似的に作り上げることが出来るとされ、今後のテストそして検証のため、本生産同様の工程にて今回の試作車2台を含む60台以上の車両を製造する、ともアナウンスされています(本生産はフランス北部のドゥエ工場で行われる)。
なお、このR5につき、欧州ではゾエの後継モデルという位置づけとなり、ターゲットプラスは25,000ユーロに設定され、つまりは(2025年登場予定の)フォルクスワーゲンID.2とダイレクトに競合することになるのかも。
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さらにルノーのハイパフォーマンスブランド、アルピーヌからは、このR5のハイパフォーマンスモデル(A290_Bコンセプトにて予告されている)が登場することもわかっており、続報に期待したいところですね。
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