![BMWが「電動版M3」のサウンドを公開。直6っぽくもあり、ターボそしてジェットエンジンを連想させる”魂をゆさぶる”サウンドに](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2025/02/BMW-M3.jpg)
| おそらくかなりの議論があったはずだと思われるが、結果的にBMWは「フェイクサウンド」を選んだようだ |
実際のところ、ガソリン世代のMモデルにも「フェイクサウンド」が搭載されている
さて、BMWは先般より「電動版M3」のティーザーキャンペーンを開始していますが、今回はその「サウンド」を初めて確認できる動画をリリースすることに。
現在、一部でその速度がゆるくなったと言えども「電動化」は自動車業界全般において避けることができない流れであり、もちろんBMWはそれを強く感じている自動車メーカーの一つであると思われます。
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BMWが新型 ”電動” M3のプロトタイプを公開。アメリカンマッスルもびっくりの大きく張り出したフェンダーを持ち、「すべてを超える」存在に
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BMW「M」もまた電動化から逃れることはできない
そして電動化の波はコンパクトカー、SUV、トラック、セダン、さらにはスポーツカーにまで及び、よって「M」のようなハイパフォーマンス部門においても身近に迫る問題なのかもしれません。
そのためにBMWは「クワッドモーター、1,000馬力オーバー」というスーパーEVのテストを繰り返しているのだと思われますが、この作業の過程では、単に「速いだけ」のEVを作るだけではなく、”MモデルのDNA”を引き継ぎながら、電動Mカーのパワーデリバリーや四輪トルク配分、そして重量のバランスに至るまで、徹底的に作り込む必要があるわけですね。
そしてパフォーマンス以外にも重要な要素があり、それが「サウンド」。
今回BMWが公開した、最新の「M Electrified」動画では、電動M3のサウンドを初めて確認することができますが、動画を見る(聞く)かぎり、これはドライバーの感情を刺激し、真のMモデルとしてのアイデンティティを確立するためのカギとなるのかもしれません。
動画(7分30秒くらい)で確認できる「疑似サウンド」は、EV特有のエレクトリックモーター音というより「ガソリンエンジン」を連想させるような音響でもあり、ターボスプール音や直列6気筒エンジンのような響き、さらにはジェットタービンのような音も混じって聞こえ、「独特な、しかし感情を刺激する」サウンドであるようにも。※ヒョンデ アイオニック5Nを連想させるが、それだけアイオニック5 NがBMWに影響を与えたということなのだろう
ただし注意を要するのは「この映像はあくまでもティーザーであり、録音には高性能マイクが使われ、BMWの厳格な監修を経たもの」ということで、しかしBMWがサウンドに本気で取り組んでいる事実には間違いなく、単に速いEVではなく、Mモデルならではの感覚を再現しようとしていることが理解できます。
電動版BMW M3のサウンドを聞くことができる動画はこちら
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参照:BMW M(Youtube)