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和製ハイパーカー「アウル」ついに納車秒読み!2,012馬力、0-100加速1.69秒、価格3.6億、車高99cm。「この計画を発表した時、だれもが実現不可能だと言った」

投稿日:2020/09/11 更新日:

| アスパークは常に「既存の枠の範囲を超え、チャレンジし続ける |

さて、日本の「株式会社アスパーク」が発表したエレクトリックハイパーカー、アウル(OWL)。

その出力2,012馬力そして0-100km/h加速1.69秒というトンデモ性能、おそらくは世界でもっとも低い車高(99センチ)を持つこと、そして1台4億円というブガッティ・シロンを超える予定価格が話題となったのは記憶に新しいところ。

なお、すでに購入の受付が開始されており、予約金は約1億3000万円、かつ「返金不可」といったところも多くの人を驚かせています。※実際に申込みを開始した際、価格は29万ユーロ=3億6500万円と発表された

そして今回、ついに「秋から納車がはじまる」とアナウンスされ、さらに多くの人々を驚かせることとなっているわけですね。

アスパーク・アウルはこんなクルマ

まず、この計画が持ち上がったのは2014年、そして具体化しはじめたのは2017年。

当初は「4WDで、車高は1メートル以下、マグネシウムホイール装着、0-100キロ加速は2秒以下」という目標が掲げられ、日本国内でテストする様子が公開されています。

その後2019年にはプロジェクトの具体性が増し、一般向けに販売を行うこと、その際は50台限定で価格は4億円くらいになる、とアナウンス。

その後正式に予約受注を開始しますが、この時点でのスペックは「1150馬力、0-100km/h加速1.9秒」。

そこからもさらに開発が進められ、現時点でのスペックは「2,012馬力、0-100km/h加速1.69秒」。

なお、ミサノ・ワールドサーキットにて行われた直近のテストでは1.72秒というタイムを記録しており、この際に装着していたのは(ロード用の)ミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2。

よって、レース用タイヤを装着すれば0-100km/h加速1.69秒を実際に達成するであろうことも容易に想像できます。

まさかこのクルマが実現するとは

なお、アスパークは大阪にある人材派遣会社で(現在はかなり事業を拡大している)、自動車ビジネスとは無関係であった企業。

そのアスパークがイキナリ「世界最速のハイパーカーを作る」という計画を発表したため、(ぼくも含めて)多くの人が「その他多数の新興ハイパーカーメーカー同様、計画倒れになるだろう」と踏んでいたわけですね。

しかしながら、実際の計画よりは1年ほど遅れたものの、今回「納車準備直前」までこぎつけており、これはまさに快挙だと言えそうです。

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実際のところ、今回の納車開始のアナウンスにあたり、吉田眞教代表取締役が語るには「はじめにこのプロジェクトを発表したとき、だれも成し遂げられるとは思っていなかった。それも当然の話であり、我々は経験も歴史も持たなかったからだ。しかし今回、現実として我々は日本初のエレクトリックハイパーカーを完成させた。これは我々のヴィジョン、スキル、エンジニアリングを証明するものであり、いかなる状況にもかかわらず未経験の分野に挑戦し、既存の枠にとらわれずに可能性を模索してきた結果でもある」。

なお、リマック創業者であるメイト・リマック氏も、「当初、エレクトリックハイパーカーを作ろうとした時、誰もが自分を狂人だと思った」という体験を明かしており、先駆者というのは常に周囲の理解を得ることができないのかもしれません。

なお、アスパーク自身は、このコメントとのとおり常に新しい可能性を「既存の枠を超えて」模索してきた会社ですが、そのためには”「技術開発」の向上を目的とするエンジニアリングアウトソーシング”に取り組んでいて、今回のアスパークについても開発の多くを外部に委託し、このアウルを実際に製造するのは「マニファットゥーラ・アウトモビリ・トリノ(MAT)」。

この会社はランチア・ストラトスの現代版、ニューストラトスを製造していることでも知られます。

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アウルの車体構造はカーボンファイバーモノコック(単体では重量120キロしかない)をメインに、ステンレス製のルーフとサブフレームにて補強され、ボディパネルはカーボンファイバー(CFRP製)、そしてパネル全て合わせての重量は180kg。

全長4,791ミリ、全幅1,935ミリ、全高993ミリ、ホイールベースは2,750ミリというボディサイズを持ち、車体重量は1,900kg。

吉田眞教代表取締役は、さらに「我々はこのクルマを顧客第一号へと向けて納車するのが楽しみでならない。アウルは今までのスポーツカーとは完全に異なる加速やドライバビリティを持っている。そして更なるリソースをプロジェクトに投入し、これから先も世界中の顧客に向け、より優れた製品を提供してゆく」と語っており、このアウルが単発ではないということも匂わせています(発言の内容では「自動車」に限定していないので、ほかの製品が出てくる可能性も。空飛ぶ車など)

なお、「最初の顧客」については明かされておらず、しかし第一号車は「製造を開始しており、もうじき完成する」とのことなので、近いうちになんらかの発表があるかもしれませんね。

参照:ASPARK

 

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